2013年11月28日木曜日

28日(木)晴れ・・・息子さんと。

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


「今年の冬は、息子さんと弐段を受けるんでしょ?」


残り少ないが・・・もう一度奮い立たせて頑張ってみよう。


遠い九州のK-noさんからの励ましのメールが届いた。


2013年11月27日水曜日

27日(水)晴れ・・・PSP

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


冬にPSP買おうかな・・・!

N-nhaが家内と話しているのを聞いてた。


毎回といってPSPの話になると、大偉が激怒した話しになる。


N-nhaが、小学生のころ学校を数日休まなければならない日があった。


私もこの話しはここ1年以内に聞いた話しなんだけど


学校を休んでいたN-nhaは、だいぶ調子が良くなってきたんだろね・・・


大偉のPSPを借りて、だまって「僕の夏休み」と「喧嘩番長」というゲームをして



「すべてクリア」



学校から帰ってきた大偉がゲームをするなり、もうクリアされている事に気が付き


もの凄くN-nhaに怒ったそうです。


その話しを、面白、可笑しく・・・笑いながら話すN-nha。


めっちゃくちゃ、面白かった!

特に喧嘩番長は凄く面白くて、クリアしちゃったら、


おにいに凄く怒られて・・・・


そのままPSPを隠してしまったんだって。


そのPSPは今でも見つかっていないです。


その話しを、みんなで笑いながら大偉を囲んで話している姿をみると

いたたまれない気持ちにもなるが・・・・


見えないけど・・・

声も聞こえないけど・・・

あれから、3回目の冬に入るが


ほんとうに、今ここにいるかのように話し

その横で抱っこをせがむ、みるるがいて・・・


二人とも寒くしていないかな?





2013年11月26日火曜日

26日(火)晴れ・・・人間と仏の違い

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


遅めの昼食の帰り・・・


お寺の入口に定期的にはってある言葉を見に行った。



「人間は、物を要求するが 仏は、物を見る眼(まなこ)をあたえようとされる」


まさしくその通りだなと感じる。



・・・物を見る眼。


言葉に表す事ができないくらいに深い言葉。





2013年11月24日日曜日

24日(日)晴れ・・・目で見て、匂いで感じる

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


最近の日曜日といえば、11:00くらいまで寝てしまっている・・・

なんてもったいない時間の使い方をしているのだと思う。


今はもう住んではいない前の家から伸びてくるつる草を綺麗にした。

夏は暑いし・・・その中に入りたくないし、ほっといてしまい、今になった。

そのおかげで、オリーブの木は昨年に全滅。

入居した時も壁ギリギリまで伸びている軒からの滝のような雨水や、

2月には雪崩のような雪が庭に落ちてきて何度も植木をダメにした。


という事で・・・遅く起きたが一生懸命動いて自分がやろうとしていた事をすべて終わらせた。


早めの夕食をとり、家内が録画していた「ステキな金縛り」という映画をみんなで見ていた。


ストーリーはこちら↓

エミ(深津絵里)は失敗続きで後がない三流弁護士。彼女が新しく担当になったのは、とある殺人事件。被告人は無実を主張。完璧なアリバイがあるという。なんと事件当夜、旅館の一室で金縛りにあっていたというのだ。無実を証明できるのは一晩中彼の上にのしかかっていた落ち武者の幽霊だけ。エミはその幽霊、六兵衛(西田敏行)に会い、彼を証人として法廷に召喚する。しかしこの六兵衛の姿は、すべての人に見えるわけではなかった。しかもエミの前には、一切の超常現象を信じない敏腕カタブツ検事、小佐野(中井貴一)が立ちはだかり……。人生のどん詰まりに立たされたダメダメ弁護士と、421年前に無念の死を遂げた落ち武者の間に生まれた奇妙な友情。果たして彼らは、真実を導き出す事ができるのか……?



六兵衛と失敗続きの三流弁護士のエミがファミレスで食事をするシーンがある。



六兵衛は、色々なもの沢山頼む・・・

店員には六兵衛の姿は見えなく、すべてエミがなり代わり注文する。


そのとき・・・エミが。


「そんなにたのんで、食べられないでしょう?」


六兵衛は・・・

「食べられなくても・・・目でみて、匂いで感じるのだ」

※正確な台詞ではないですけど。


この言葉を聞いた時、四十九日法要のお坊さんの言葉を思い出した。


あの時も、こんなような事を私達にお話ししてくださった。


みるるも大偉も、目で見て、匂いで感じているのでしょうか?


近くにいてくれているのか、まったく見当もつかないや。



2013年11月23日土曜日

23日(土)曇り・・・2011年6月3日 10:15

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


今日は、野田ガスの方が定期点検の訪れる日。

前から、家内に聞かされていたんだけど、朝起きて大偉とみるるの写真をみながら

Ao-ymaさんの名前がふと浮かんだ。


次の瞬間・・・・


大偉の訃報を伝えた

2011年6月3日 10:15を思い出した。


大偉を見ながら、とめどなく涙が流れてきた。


小さい頃の合気道・・・

お兄ちゃんになってからの合気道・・・

とても面倒見がよかったなぁ~。


ほんとに・・・今頃何をやっているのかな?


返信をいただいた方のメールを見ていた。







2013年11月13日水曜日

13日(水)曇り・・・どんな想い

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


ついこの間の大島を直撃した大型台風で多くの方が亡くなられ、

未だ確認が取れない方が4名の方の捜索が打ち切られた。


そのうちの家族を特集していた。

まだ小学1年か2年くらいの男の子かな?

祖父母が面倒を見ることに・・・。

母親は、肋骨がすべて折れ、今も本土で集中治療中。

父親は、まだ見つかっていない。


その4名の中の一人だった。



たまたまなのか、その少年は祖父母の家に泊まりに行って無事だった。

祖父は何か見つかるのでは?と毎日現場に出かけているという。

男の子は毎日、仏様にお父さんが戻ってこれるように祈っているという。

「また家族で一緒に暮らそうねと」・・・。


捜索が打ち切られた、東京消防庁の方々と一緒の船に乗り

お母さんの入院している病院に出かけた。

取材者が、「お母さんに会えて嬉しい?」と聞くと

嬉しくないよ・・・だってお見舞いに行くんだよ。と答えた。



普通であれば、数週間振りに会うのだから、嬉しさもあるかと思ったが以外な言葉が返ってきた。


お母さんと話を終えて・・・

まだ、顔は傷だらけだったよ。

肋骨が全部折れ、肺に刺さっていたので話す事ができず筆談で会話をした。

お父さんの事は、無事だよと伝え早く皆で暮らしたいと・・・

それ以上の事も、それ以下の事も伝えなかった。

この言葉を聞いた時は、絶句した。

言葉が出なかった。

諦めていないとか、もうダメだとかそういう次元の考えではないんだと思った。


どんな想いで・・・


お父さんは無事だよと伝えたのか?


私が想像もつかない・・・深い思いだったに違いない。



また、三人で今までと同じように、一緒に暮らしたいと思う一心で。



2013年11月11日月曜日

11日(月)曇り・・・子供

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


今日から、また三日間の研修が始まる・・・。

全国から12名が参加して来年の1月まで続く。

先期も研修で新横浜まで通い、ようやく仕事と合気道の両立というか、

普段に戻れたのも束の間、また研修。


今年の冬にはサイゼリアで受けると言ってしまったし、

いつも、受けるという気持ちが今回は違ったので、どうしても受けたいと思っている。

あぁ~、身体がきついな。


初日の研修会の後、別場所で懇親会。

段々と打ち解けてくると、家族の話しだったり子供の話しだったり・・・

みんなの話しを、面白い可笑しく聞いていた。

私の子供はまだ二歳なんですよ!

へぇ~、誰かが・・・どちらですか?と尋ねると

男の子です。


その時、つい口を出してしまった。

大偉を思い出しながら、男の子は可愛いよね~と・・・。


次の瞬間・・・

田中さんのお子さんは?


この盛り上がっている状況下では、とても言えないし、言う必要もないし。

大偉も私と一緒に成長しているのだから・・・

普通に18歳と16歳ですと答えた。

そんなに大きなお子さんがいるんですか?

ちょうど同い年の人がいたので、しばし談笑はしたものの

何処かがポッカリと空いている。


梅郷からの帰り道、心の中に溜まっていた物が一気に溢れ出てしまった。

抑える事のできない、人生最大の出来事。

家に付き、Photoフレームに写る大偉の優しい顔を暫く見ていた。


2013年11月10日日曜日

10日(日)曇り・・・一年に一回の

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


一年に一回の誕生日・・・


家族の他にも、奇跡を信じて・・・

希望を捨てていない友達が病院に集まり

お友達に話しかけている。


その一瞬の出来事を見ただけで目頭をあつくさせた。


何事もなければ・・・


あるか・・・ないか。


この、あるかないかの言葉の裏に隠された

経験の違いで大きく感情が変化する。



2013年11月5日火曜日

5日(火)晴れ・・・実は

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳



「人に見られる事をするには、見えない踏ん張りがそこにはある」

という言葉を思い出しながら・・・



夏に行われた、北部合同審査会の様子が頭に浮かんだ。



勝者、敗者に送られる言葉では決してなく


その当事者のまたは、それに携わった方々のために

送られるべき言葉なんだという事を忘れてはならない。



この言葉には色々な思いを抱きながら

そこに立ち向かう人への言葉なんだと思う。



この言葉を送る意味は・・・・


その人の一番近くで見ていた人が一番良くわかっている。



こんな言葉を送らなくても


一番近くにいる人が、理解してくれている。








2013年11月4日月曜日

4日(月)曇り時々雨時々晴れ・・・25周年

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


11月1日・・・会社創立記念日



1988年4月1日に入社・・・この25年を振り返ると、19年間は家族と一緒だったんだなぁ~とあらためて思う。


楽しかった事も

辛かった事も

いつも家族が側にいてくれた。

また、両親が支えてくれた。


人生最大の悲しみも・・・

家族の他にも、多くの方々に支えられて前へ踏み出す事ができた。


これからもまだまだ続く人生。


会社を辞めたいと、心配をかけた事もあったが


こうして続けられた事に感謝したい。





2013年11月2日土曜日

2日(土)曇りのち雨・・・涙に感動した。

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


一年振りに、この駒沢オリンピック公園記念体育館に帰ってきた。


大偉が最後に出場した大会でもある。


駒沢に向かう間いろいろな事を思い出しながら歩いていた。


はじめて出場したのは、大偉とN-nhaと、I-ue夫人、R-maと一緒にファミリー演武に出場した。


子供達は、演武が終わると他の演武なんかそっちのけで、更衣室の前のラバーの

場所で、ぶつかり合いながら楽しく遊んでいたのを思い出す。



その後、組杖で参加した。

R-seyさんとS-go、T-noさんとM-sakiの三組で・・・・その号の秘伝には

偶然にも写真で掲載された。


N-nhaは、会場に向かう途中、ブランコに乗っては

いつまでも降りず楽しそうだった。


たくさんの思い出を浮かべながら・・・


今年は、同好会演武の他にH-shiとペアで競技演武にも参加した。

二回戦で敗退し、決勝に進む事はできなかったが、自分達の今出せる

力を発揮する事はできたと思う。

・・・が、やはり決勝戦を見ていて勝ちたかったなぁ~と思った。


そんな中、昨年二位のK-oruさんと三位のN-omiさんがペアを組んで参加し、

危なげなく決勝にコマを進めた。


いよいよ決勝・・・

仕手・受けで二本の指定自由技・・・各30秒。

2分間もの間、動き続けなければならない。

私は、どんだけ大変か想像もつかない・・・。


閉会式での表彰式では、文句なしの黒帯女子一位に輝いた。

決勝に進む発表があった時も、一位の発表があった時も、N-omiさんの目には涙が・・・



この大会の臨んだ思い・・・

稽古量は嘘をつかなかった。



この姿をみていて


「人に見られる事をするには、見えない踏ん張りがそこにはある」

という言葉をおもいだした。


ほんとうに・・・おめでとう!