2017年1月28日土曜日

28日(土)晴れ・・・22歳Birthday

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳

大偉・・・今日で22歳だね。

あれから今年で6年を迎えるよ。


すっかり大人の仲間入りをしているんだろうね? 


多くの人に支えてもらいながら、整備士の仕事をしていたんだろうね・・・


大偉のZEPHERも修理するのに、ちょっとお金がかかり過ぎてしまったけど

みんな一生懸命に頑張って修理してくれたんだよね。

たまに乗りにきてよね。



大偉の写真も、映像も・・・16歳以降はなく


じいじが大偉とN-nhaを建設中のスカイツリーに連れていってくれた写真を

飾っているけど、その顔を見ていると22歳になった大偉はどんなふうに成長したのかな?

と思うよ。


話したい事がたくさんあり過ぎて・・・どこから話せばよいのか。


ところで大偉はどんなお酒を飲むの?

ビールと酎ハイ!






2017年1月16日月曜日

16日(月)晴れ・・・寒くなってきた

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳



大偉!

みるちゃん!


先週から、寒くなってきたね。


最近は、氷点下だからね。



みるちゃんは、急な気温の変化で、お腹を壊してない?

大偉!

みるちゃんがお腹を壊したら、すぐに病院に連れていってあげてね。


大偉も、すぐに風をひくから気をつけてね。


今週、また行くからね。



あっ、金曜日には雪が降るかもよ!



2017年1月15日日曜日

15日(日)晴れ・・・おじいちゃん

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳




お見舞いに行ってきた・・・


ついこの間まで、昔話しを何度も何度も繰り返し話していた、おじいちゃん。


ずいぶんと小さくなっていた。


中々言葉をかけられなかった・・・


N-nhaの晴れ着姿は見たのかな?



2017年1月12日木曜日

12日(木)晴れ・・・信頼

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳



貴方には親友と思える人がいますか?

もしくは・・・信頼できる人がいますか?




今まで学生の友達でも、中は良くてもそこまでは・・・とういう人の方が多いのかな。


私も、親友と呼ぶまでの人は今まで出会った事がないので

TVとかで「親友」・・・とか出てくると


その親友に巡り合えた人は、とても幸せだな・・・と思うし羨ましく思う


その親友と巡り合えるかどうかはわかりませんが

私には、信頼できる方が何人かいる・・・



何かあった時・・・

相談したい時・・・


真っ先に、自分の考えを伝え間違っているのか?

そのまま進んで良いのか?判断にする。


そこからどう進むかの判断に、おおきく左右する意見を頂ける事ができる


とても大切なひとです。


とにかく、同世代や年配の人・・・年下の人。


業界のまったく違った人と多く知り合い、話しをすると

自分の価値観が広がっていきます。






2017年1月11日水曜日

11日(水)晴れ・・・道衣

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


お風呂から上がってきた。

N-nhaは何やら部屋にいるみたい・・・珍しい!



家内に先に寝るね・・・


和室に入ると大きなゴミ袋が3袋もある・・・・えっ何?


N-nhaが和室を開け、「お父さん・・・道衣持ってきたから。」



と見ると、もうひとつ鞄がある。


私がいつも稽古に使っている鞄は黄色なんだけど、そこにあるのは白。

大偉が使っていた鞄。


なんで、N-nhaが・・・怪しい。

しかもしわくちゃ。


開けたくないなぁ~と思いながら、年末から部屋の道衣があるなら持ってきてと言っていたんだけど、中々持ってこなくて、こないだは、やっぱりない!なんていいながら・・・出てきました。


そんな事を思いながら、この道衣は6月2日の前週の稽古に着ていた。

あれ以来、道場にも顔を出していないし、ましてや道衣なんて。


大偉といっしょに稽古した道衣・・・


辛い思いをさせてしまった。

なんて無神経な親なんだろうと思った。


最悪!


でも、鞄から出すのが怖い。



2017年1月10日火曜日

10日(火)晴れ・・・続ける難しさ

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


続ける事の難しさを、最近は特に感じている。

前から、毎日大変だな!

毎週大変だな!

と思ってはいたが、それほどの深い考えはなかった・・・しかし


続けようと思った思いは何処かへ

仕事のせいにして、怠ってしまう。


自分は一生懸命やっているのに、できない理由はそれ以外のこと。


毎日、思うようにはいかない・・・


だけど、毎日同じようにしなければならない。



1年間を通して続けるという事は、並大抵の事ではない。


今年は、土日だけど体力をつけるために早朝トレーニングをする!

事を今年の目標にする。



2017年1月9日月曜日

9日(月)雨のちくもり からの晴れ・・・特別な日

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳



昨日までず~っと良い天気が続いていたんだけど


なんで成人式の時だけ「雨」なんだろうなぁ~・・・・

前に日から降り続いている。


am4:30・・・

家内とN-nhaの三人で美容室に向かう途中の呉服屋では、もう3人くらいの

人が鏡台に向い準備をしている。

硝子はりの呉服屋なので、外から丸見え・・・

いったい何時から?


と言いながら、N-nhaがお世話になる、美容室へ。

N-nhaもその美容室では一番乗りの5:00am(あちゃ~って感じです)。


かなり遅くなってから晴れ着を決めたので、着付けの時間がこんな早い時間しかなかった。



外はまだまだ真っ暗・・・・


2時間弱と言われていたので一旦家に帰り、再び布団に入り休んだ・・・

ところが・・・もう終わったと家内宛てに電話がはいった。


6:30am・・・ほんとに? ちょっと早すぎない?


7:00am前にはとっくに帰ってきた。


ここから、私はもう一回布団に入ったが


N-nhaはもちろん横にはなれないので、椅子に座りながら家内と美容室での話しをしていた。



N-nhaには、「おめでとう!よかったね・・・」と言葉をかけ家の中で写真を撮った。


髪飾りや、帯締めも前撮りと同じ感じでとお願いしていたので、それなりにはなっていたが

N-nhaも家内も「やっぱり、前撮りの方がいいね!」と言っていた。


そりゃ~、直接のお客様だもんね。



でも、成人式当日はやっぱり格別な思い。

前撮りで見た時と、感じ方が違う。



小学校からとても仲が良かった友達を乗せて会場に向かった。


会場ロータリーで二人を降ろし、せっかくなので私は会場に足を運び

30分くらい式典を見ていた。(野田市は1624名が大人の仲間入りとなった)



2年前とほぼ同じ保護者席に座りながら、大偉と一緒に出席した

成人式を思い出しながら、N-nhaを感じていた。




あの辛い思いをさせてしまったN-nha・・・まだ14歳。

その子が今日人生の節目を迎える事ができた。

私としては、大偉を二十歳まで育てる事ができなかった思いがあるので

あれから無事に今日を迎えられたのが、とても嬉しい。


あの日を思うと、こんな日がくるとは考えもつかなかったし、

このまま、私はどうなるのか?家族はどうなるのか?

想像もできなかった。


これも、私達家族を陰から支えてくださいました、皆様のお陰です。


皆様がいなかったらと思うと・・・立ち上がれる事はできただろうか?

私達からは、何も恩返しをする事ができません事を、お許しください。


親の支え・・・

仲間の支え・・・


これも大偉が、はっきりと私に教えてくれた事なのでしょう。


今日は、一時雨でしたがN-nhaが成人式を無事に終え、

ニコッと家に帰ってきた時の顔は忘れない。


これから、多くの楽しいことや、辛いこと、理不尽だと思い事も沢山ある。


でも、1秒1秒と未来と過去を感じながら素晴らしい事が待っている事だと思う。



大偉へ。

「にぃいに・・・」と言いながら、いつも背中を追いかけていたN-nhaが

こんなに大きくなって、今日成人式を迎えました。

とても綺麗でしょ!

大偉には辛い思いをさせてしまったけど、N-nhaをよろしく頼むよ。


みるるへ。

お姉ちゃんは、とても綺麗でしょ!

弟のように可愛がられていたね・・・

こんな小さな体で申し訳ないけどさ・・・見守っていてね。



2017年1月8日日曜日

8日(日)くもりのち雨・・・封筒

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


2014年12月18日・・・・


大偉には届かなかった、成人式の案内状。


市役所に電話をして、2011年の状況を話しながら案内状を送付していただいた。


何事も起こらなければ・・・普通に大偉宛てに届くはずだった。


翌年の成人式に向けてスーツを買って、二十歳の第一歩を歩む姿を

見る事ができなかった。


周りの子達は、立派に成人しているのに・・・

その輪の中に大偉もいただろうに。


そんな事もあったと、N-nhaを見ながら思い出していた。


2017年1月7日土曜日

7日(土)晴れ・・・生きるって

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


この世に生をいただいてから、自然と他の人を巻き込んでいる。

人は一人では生きては行けない。


親、兄弟・・・周りの方からの助けをいただきながら、少しずつ成長して・・・


だから、助けられているという事を感謝しなければならない。


頭ではわかっているけど・・・中々思い、行動や態度で示すと事ができないのもある。


最後に・・・突然いなくなるとという事。


近ければ近いほど・・・あってはならない。



2017年1月6日金曜日

6日(金)晴れ・・・ぼ~っと

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳



年末にお仏壇や飾ってい写真をいつもより念入りに掃除をした。

いつもはここで終わりなんだけど・・・「ぼ~っと」、大偉の写真を見ていた。


今年になってからも、何度か仏壇の近くの写真を見ながら「ぼ~っと」している。


今年は、N-nhaが成人式を迎えるからなのか?

七回忌を迎えるからなのか?


色々な事を思いながら・・・


いつ見ても、本当に惜しい男を失ったと思う。


こんな男は今まで出会った事がないし、たぶんこれからも出会えないと思う。


親バカだけど・・・

仕方ないよね

親だから。



2017年1月5日木曜日

5日(木)晴れ・・・大丈夫かな?

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


今日は・・・昨日、一昨日とは違い物凄く寒い一日だった。


急激な気温の変化に、みるるはいつも順応できなくて

お腹を壊しては、いつも病院に行ってたね。


みるちゃん・・・心配しているけど大偉が側についていれば大丈夫かな?


9日は、N-nhaの成人式なのでそれまでには治るかな。


大偉も風邪などひかないように、みるちゃんをよろしく頼むね



4日(水)晴れ・・・左の爪

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳



和室を綺麗にして!と何度も言われ続け・・・今日まで殆どなにもしなかった。


ず~っと大偉が最後に寝ていた場所に寝ていたんだけど、N-nhaの晴れ着をたたむ

事ができないので、ようやくたためるスペースまで片づける事ができた。



え~っと、大偉の髪の毛はこの箱だったかな?

あれっ・・・ない。


みるるの毛が、小さなビニール袋に中に「足の毛」、「・・・の毛」と旅立った時に

ハサミを入れてとっておいた。

違う引出しには、大偉がバイトで使っていたネームやその時、所持していた財布など。


そうこうしていると、別の引出しから大偉の左手の爪がビニールに入ってでてきた。


おくりびとの方が、大偉に化粧してくれて頬の傷などかくしてくれた。


髪の毛は、千葉医大から戻ってきた時に、棺に入っていたのだが、その方に

爪を切ってくれるように伝えたのだ・・・


その大偉は、いつも通りちゃんと綺麗にしていたのでそれほど切る事ができなかった。


それでも大偉の生きていた証を保管する事ができた。


5年経っても変わらない爪・・・


2017年1月3日火曜日

3日(火)晴れ・・・繋げる難しさ

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


次の世代へ・・・繋げる難しさ。


仕事も・・・

遊びも・・・

分化も・・・


その中でも一番近くにいるのに、繋げる難しさはやっぱり家族かな。


絶対的人数もそうだけど・・・近くにいるだけにその思いがストレートにかえってきたり


悩んでいる気持ちが、痛いほどわかるし・・・・



それでも、繋げていかなければならない。


とっても難しい仕事だ。


2017年1月2日月曜日

2日(月)晴れ・・・襷

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


箱根駅伝・・・第93回


自分の思い・・・

一緒に練習を共にした、友への思い・・・

今までに各大学の襷の重み・・・

多くの思いを乗せて10人が襷を繋げていく。


スポットライトを浴びるれるのは、たったの10人・・・

中には、上級生を抑えてエントリーした下級生。


毎日辛い練習をしてきた中で、いまいち調子が上がらなかったり、怪我に苦しんだりと

それでも歯をくいしばって頑張ってきた。


でも、エントリーはされなかった部員は数知れない。


陽太にでる人がいる裏側には、陰になって支えてくれる人達が必ずいる。


自分も箱根を目指して練習をしてきた部員の中には、悔しくて、辛くて・・・

心がかき乱される人もきっといると思う。


人間・・・そんなに柔軟に気持ちよく切り替えることなんかできない。


だけど・・・


お互いに感謝の気持ちを忘れなければ、それでいい。


毎日の生活の中で、自分が生きていく中で多くの方に接しながら、支えていただきながら

生かされている事に感謝をし、次の世代へ襷を繋げていかなければならないと思う。


2017年・・・家族の襷を繋げていこう!


2017年1月1日日曜日

1日(日)晴れ・・・たった・・・16年

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


2016年も多くの方に支えられた年だった・・・。

31日には、家族で大偉とみるちゃんに会いに行ってきた。


墓石を掃除して綺麗にして・・・いつも見守ってくれている事に感謝を伝えた。




2017年は、全国各地で初日の出が見えるという事で、いつもと同じ時間に

起きて、前の日に買っておいたお花と2リットルの水を鞄にいれ、いざ出発!

いつも現場に向かうルートとは違うほうへむかった。


土手側にもしかしたら富士山が見えるかも!

ローソン手前の信号待ちで、ちょっとガスっているけど肉眼では、ばっちり富士山が見えた。


7:05分撮影 ローソン駐車場から。





さぁ、2017年も良い年になりますように!

富士山にむかって一礼。



そのまま、現場にむかった。

いつもこんなに早くZEPHYRに乗る事はないので・・・

寒い! 手袋の中のてはジンジン。 首筋から風がはいってくる。

信号待ちでは、キャブレターの脇に手をおき、なんとか寒さをしのいでる感じ。


現場に着くと、涸れ涸れの花。

あ~ぁ、こんなにも長く来ていなかったのか・・・。

誰かが来てくれている形跡がある。

※当時の現場跡地は変わっています。個人土地の畑の中に置いてくださっている
ので、煙草の吸殻は、持ち帰ってもらいたいです。


お花を入れ替え、お線香をあげ、R16脇に水を流した。


その後は、寒さにも慣れ無事に帰宅!



実家の習志野に向かった。


夕飯を食べながら、N-nhaの成人式の話しになった・・・

その中で、親父が・・・大くんは今年は24歳か?

いやいや・・・N-nhaが20歳なので22歳になるよと家内が。


そうか・・・今年は七回忌だもんね。早いねぇ~


とういう事は15歳?16歳か・・・


16歳の時に・・・・


16歳かぁ~。


「たった16年の命だったのか・・・」の言葉に何も返す言葉がなかった。


たった16年と思うか、16年も生きたを思うか・・・


そりゃ~「たった16年と思う」のが当然でしょ。


親として何もしてあげられなかった・・・とても辛いです。


普通であれば、この席に大偉の姿もあるはずだったに。


なので、N-nhaが無事に20歳を迎える事は、私にとってとても大きな出来事なのです。


きっと、大偉もみるるもN-nhaの晴れ姿を楽しみにしていると思うね。


前撮りの晴れ着姿は見ているが、はやり成人式の晴れ着姿はきっと感無量なんだろうなと思う。