2018年6月24日日曜日

24日(日)晴れ・・・小さな国

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


仏語、英語、日本語の辞書を探し回っていた・・・


柏のアリオに行って、本屋に向かう途中の店。


世界地図がプリントされている、大きなビニール素材の鞄?

それにしてはとてもでかい!

買い物バックとしても大きいかな。


N-nhaが、ベナンがある。

遠く離れて見れば、まったく見えないくらい小さい。

顔を近づけて、ようやく見える。


親元を一回も離れた事のないN-nhaが、いきなり世界かよ。


そのバックにプリントしてあるベナンは、小指でかくれるくらいの国。

親は不安だけど、本人はまったくそんな気配すらない。

N-nhaって凄いな。


2018年6月23日土曜日

23日(土)曇りのち雨②・・・秋刀魚

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


夕方に家内と買い物に出かけた。

秋刀魚・・・買う?

うん、買おう。


買った秋刀魚は二尾で1パック。


家内が・・・食材の買う料は家族の人数によって変わるから、すぐにわかるんだよね。


大偉が旅立ち・・・

N-nhaも4か月もしたら・・・世界へ旅立つ。


四人分が三人分

四か月後には二人分・・・


寂しくなる。



23日(土)曇り①・・・海老蔵さんの言葉

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


合気道の稽古に出かける準備をしていた。

たまたまつけたTVに海老蔵さんと子供が映っていた。

したの男の子は無邪気にしている。


最近は、麻央さんのブログコメントに受け答えているみたいです。


そんな中・・・


身内が亡くなると

「そう簡単に立ち上がれるものではない」と言った。

確かに・・・

突然に旅立ってしまうのも

わかっていながら病気が進行してしまうのも


悲しみの大きさには変わりない。


私もここまで立ち直れるとは思っていなかった。

まわりもそっと見守っていてくれていたし、心配もしていたと聞かされた。


私には、大偉とN-nhaがプレゼントしてくれた先輩、同僚、後輩がいた。


だから立ち直れる事ができた。


みんなに感謝。





2018年6月20日水曜日

20日(水)曇りのち雨・・・ズートピア

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


夢・・・

実現にむけて旅立つ・・・


ディズニー映画の「ズートピア」を家族で夕飯を食べながら観ていた。


警察官になるために、親元を離れ頑張るうさぎの「ジュディ」

詐欺師のきつね「ニック」


冒頭にジュディが親から離れ違う土地に向かうシーン


まるで、N-nhaが夢の実現のために旅立つ

親は、できれば離したくない、親元で就職でもいいんじゃないかな?と

思わせる。

まるで、私。


強い意志を持ち頑張る姿・・・

知らない土地で、色々な動物が仲良く暮らす。
(特に仲良くしている姿を世界の人々に見せてあげたい。)


まだまだ、ばぶちゃんと思っていたが、後ろ姿はとても大きくみえる。


きっと、大偉もみるるもついているし


何かあれば、助けてくれる。

N-nha・・・がんばれ。


2018年6月15日金曜日

15日(金)曇り・・・無礼を承知で

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


柏の旅行会社に寄ったあと、昨日の高校生の事故が気になっていた。

用事を済ませ、東武野田線の駅へ向かっていた。

だんだんと胸が苦しくなるというか、胸騒ぎというか何とも言えない

心になっていた。


私は、野田線改札口を通り過ぎ、現場に向かっていた。

Webニュースで場所はわかっていた。


ほんとに無礼を承知で現場の交差点にたった。

警察署の立て看板が、交差点の全ての電柱にくくりつけてあり、

いくつかのお花と故人が好きだった物だろうか、お菓子が一緒に

手向けられていた。


なぜ行ったのか?

私にもわからない・・・・


高校生が・・・というニュースだったからかもしれないな?


当人の事、家族の事を思うと水知らずの人ではあるが

柏・・・

高校生・・・

バイク・・・

この事が私を現場に向かわせたのだろう。


2018年6月14日木曜日

14日(木)曇り・・・13日 9:00pm

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


ニュースから柏あけぼのの交差点で交通事故が発生・・・

記事の見出しには、軽ワゴン車とバイク2台が衝突 高校生2人が死傷。

えっ・・・

なんで。

大偉の事と重なり、とても胸が痛くなった。

まだ、高校生。

相手の軽ワゴン車を運転していた子は大学生。


1秒ずれていたらと思うと。

言葉にできない。


2018年6月11日月曜日

11日(月)雨・・・連絡

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


大偉に宛てたメール

私を介して大偉に宛てたメール

ブログから宛てたメール

私に宛てたメール


当時を思い出しながら読み返していた。


ほんとに色々な方々に支えられていたんだなと思う。


T-go君が大偉に宛てたメールを読み返し、お礼のメールを送った。


携帯のアドレスに送ったのだが・・・

yahooのアドレスに送ったのだが・・・

どちらも届かなかった。


あれから7年も経つんだから仕方ないよね。

私だってgmail以外のキャリアメールアドレスは変えているんだから・・・

いつかお礼ができるといいなと思っている。


2018年6月10日日曜日

10日(日)曇り時々雨・・・

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


昨日は、みるっぺの月命日だったけど、N-nhaがバイトだったので

今日会いに行ってきた。


曲がり角を曲がりお墓を見ると、2日行った時よりもお花が増えていた。

管理棟からお花を入れる、入れ物を借りてきたのでしょう・・・

下にもお花が手向けてあった。

みるっぺは、吠えないで大偉の横にいたのかな?

もしかしたら、大偉が「みる!No。」っていってたのかな?


管理棟のノートを見ると・・・

6/3(日)CTSと書いてあった

6/6(水)T-go君

大偉のために会いに来てくれていた。

もう、7年も経つのに・・・

わざわざ、時間をつくって。


みんなどんな大人になっているのかな?

午後から雨になった・・・大偉の涙なのかな。


もっといろいろな事をしたかったよね。

あれから7年・・・大偉に宛てたメールを読み返していた。


追伸
T-go君へ。

去年も七回忌のちょうど前に来てくれましたね。
ほんとうにありがとうございます。


2018年6月7日木曜日

7日(木)晴れ・・・うぐいす

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


この間、会社でお弁当を買った。

おかずの蓋をあけると・・・うぐいす豆がはいっていた。


そういえば、林だった場所が今では住宅になってしまったので

うぐいすの鳴き声が聞こえないなぁ~と思っていた。


ところが・・・

確信はないけど


うぐいすの鳴き声のように聞こえた。

たぶん。


その一回だけだったので、

あっ、今のうぐいすの鳴き声?


うぐいす豆のはいったお弁当を食べた翌日の朝だった。

もしかして大偉?


2018年6月6日水曜日

6日(水)くもりのち雨・・・最後

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


こうして毎年、毎年6/2~6日までの5日間を思い出すんだろう。

この6月を迎えると色々な事を思い出す。


ゆっくりと考える事もなく、淡々と毎日やる事が過ぎていく・・・

この5日間は、ただやらなくてはならない事をするだけだった気がする。


ほんとの悲しみはこれからはじまる。


2018年6月5日火曜日

5日(火)晴れ・・・ぐっとこらえた

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


7年前の涙雨・・・

ぐっと堪えていた涙がいっきに溢れ出たというほどの雨だった。

みんなが大偉と別れた9:30pm過ぎくらいだったと記憶しているんだけど・・・


今年はぐっと堪えているみたい。


2018年6月4日月曜日

4日(月)晴れ・・・ここで寝てた

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


朝、目が覚めると

「あっ、大偉はここで寝ていたんだ・・・」

あれから、ず~っとそこに布団を敷いて寝ているんだけど

あらためて思った。


しずかに

なにも言わず

・・・寝ていた。


2018年6月3日日曜日

3日(日)晴れ・・・とんでもない事が、

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


明けて3日の朝。

昨日の出来事の大きさを7年経った今も覚えている。

中3だったN- nhaは柏警察から千葉大に移送される大偉を乗せた

ワンボックスを遠目に見ながら、頑張ってと呟いていた。

なんとも信じがたい光景が、私の目の前で起こっている。

こんな事って、あるの?

全く信じられない。

現場となった場所に何か手がかりがないか、車が信号待ちで止まったすきに

目を凝らして捜査に関係する物はないか探す。

何か少しでも、かけらがあるとビニール袋に入れて、そのまま警察に届けていた。

そんな事を毎日やっていた・・・


その場所も今は少しずつ景観も変わり、道も舗装し直している。

7年も経つとね・・・

そんなN-nhaも21歳・・・

大きくなったなと思う。

きっと大偉も自慢の妹と思っているに違いない。

みるるも大好きなお姉ちゃんの側にいるに違いない。


ほぼ、二日間ほど家を留守にして帰宅すると、I-ueさんから

お届け物の不在票が入っており、夜遅くではあったが届けてもらった。


大偉の好きなクッキーと手紙が添えてあった。



2018年6月2日土曜日

2日(土)晴れ・・・撤去

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


2011年6月2日・・・曇り・・・時折雨が降っていた。

次の年以降は「晴れ」・・・

今日も、晴れ。


8:00am前に現場に着いて、お花を手向けようと近づくと

花瓶も何もかもが撤去されていた。

ショック。

色々な感情を抑えながら、家に帰った。


家内に、「全部撤去されていたよ」と言うと


えっ・・・そうなんだ。

そこは誰かの土地なんでしょ?

うん。結婚式場の・・・

じゃ、縁起が悪いから、誰かが言って撤去したんだよ。

もう、そういう時期なんだよ。大偉が亡くなって7年なんだもん。


もう、大偉はそこにはいないし

あんな所にいてもらいたくないよ。

そうだね・・・

じゃ、今日で終わりにしようね。


大偉が旅立ってすぐに、家内は「大偉はここにはいないよ」と

言っていた事があった。

その言葉は、ずっと私の胸の中に忘れる事がなくあったが、

今日その日が来たと思う。


今までお花を手向けに来てくださった方、現場に立ち寄ってくださってくれた

方々には、お礼の言葉がみつかりませんが、本当にありがとうございました。

この場をかりて、お礼申し上げます。



2018年6月1日金曜日

1日(金)晴れ・・・前日は

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


7年前の6月1日は何をしていたのかな?

何を食べたっけ?

どんな話をしてたかな?


大偉は?

家族は?

どうして過ごしていたかな?


夕飯を食べながら、大偉の写真を見ていた。

翌日に私たち家族に起きる出来事がある事なんて、誰が予想したのだろうか?

もし予想できていたら・・・


当時は曇りや雨が続いていたし、

友達と一緒にバイクで学校に行っていたので、ものすごく心配はしていた。


車でも、数台で行動するとなると色々と気を使うから・・・


今でも心残りは、学校を出る時間に合わせて電話をしようと思って

いたのにできなかったのか?

心配していたんならできるじゃんと思う。

もし、ちゃんと電話をしていたら、その時間分出発が遅れて

その時間分のズレがあれば、今回のような事はなかったと思う。


家内や、N-nha・・・

お互いの両親、祖父母を悲しませる事はなかったと思う。


自分中では、本当に取り返しのつかない事をしたんだと思っている。


大偉に申し訳なく思っている。


残された人は、先に逝ってしまった人の分まで一生懸命に生きる事が・・・というが、それで本当にいいのかな?

そんな事を思っても、私にはどうする事もできないんだけど・・・。


明日は、晴れ。

みんなで大偉を偲ぶ事しかできないけど。