2011年8月31日水曜日

30日(火)晴れ  デザインと住民票・・・

 平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
  六月二日
俗名 田中大偉
  享年十六歳


いやぁ~、今日は本当に暑かった。
日差しが痛いくらいだった。

gmailにお墓をお願いしているところから、墓石のデザインが出来上がったと連絡が入っていた。
前回の打ち合わせから、随分時間がかかった。
私達の要求が、今までない様なデザインだという事もあると思う。

打合せの時も、担当者はビックリしていた。
何とかお願いしますと押し通した。

送られてきたのは3種類のデザイン。

だが、・・・

あと、もう少しなんだよなぁ~という感じ。

このデザインも、家内が提案した。

もともとお墓は実家の近くにあるが、大偉の生まれ育った場所、お友達の多いこの場所を選んだ。

霊園を何件も見に行った。

墓石のデザインや、墓誌のデザイン、石の色などなど・・・

たくさん回って見たが、家内が提案したデザインは見た事がない。

家内からは、墓石の形や彫りについての要望は聞いていたが・・・


どのようにしよっか?

と、出てきたのが・・・

「命」「心」「心臓」「愛」「平和」「感謝」「優しさ」、「絆」・・・などなどを

文字ではなく

違う形で表現したらどうなるのかな?

と考えた時にすぐに浮かんだのがこの表現方法。

足を運んで下さった方が、見た時に好きな事を思っていただいたり、話しかけていただいたりしてほしかったので、文字にしたくなかった。

文字を彫っていると、その文字が強すぎてということと

やはり・・・

世の中すべてが、

生まれてから、天国に逝くまで・・・

逝ってからも・・・

このデザインからはじまっているという事。

この話しを聞いた時、ただただ納得した。


契約には、全員分の住民票をお取り寄せくださいと言われ、家内に取ってきてもらった。

住民票、今日とってきて机の上に置いてあるからね!と言われた。

封筒の中身を見ると、3人分しかない?

あれっ!なんで・・・

はじめは・・・?

あっ、大偉のか・・・

そんな事、思ってもいなかった。

普通に大偉のもあるように思っていたからだ。

そうだよな・・・

亡くなっているんだから住民票はないんだよな。

ものすごく悲しくなったよ。

田中大偉という名前が載っているのは・・・

戸籍だけとなってしまった。

田中大偉・・・

今も、私の後ろでブログを入力している姿を大偉とみるちゃんがみている。

私の背中を

亡くなった、大偉とみるちゃんが・・・

優しくて・・・

格好良くて・・・

可愛いくて・・・

・・・・・・

男の子二人が見ている。


こんな事ってありかよ。

2011年8月30日火曜日

29日(月)晴れ  2011年夏・・・

 平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
  六月二日
俗名 田中大偉
  享年十六歳

取引先へ直行し、先週依頼した作業分の引取りをした。

会社へ向かう途中。

東芝ビルの横を通り過ぎ、信号待ちをしていた。

空を見ながら・・・

今年の夏も、もう終わりだなぁ~と思いながら・・・

大偉は、この夏を迎える事ができなかった。

花火をやったり、見に行ったり・・・。

海に行ったり、プールに行ったり・・・。

バイクでツーリングに行ったり・・・。

山に行く約束もしていたじゃん!

色んな事をして楽しんだんだろうな。

待ちに待って、ようやく取ったバイクの免許。

親ローンで購入したバイク。

2ヶ月も乗っていないのに・・・。

大偉が楽しんだ月日をとっくに過ぎた・・・悲しくて、切なくて、寂しい月日。

事故をすれば、大事になることは誰も知っているが、

まさか、

こんな事になるとは・・・

思いもしなかった。

こんなに、悲しい思いをさせやがって・・・

今頃、何をしているんだよ。

今日は、お母さんの誕生日だぞ!

ケーキも買って来たんだぞ・・・



夕方・・・

I川さんから・・・「元気にしていますか?」とPCにメールが届いた。
今の心境をメールで返したら・・・

泣くな!と綴られた、I川さんらしいメールが帰ってきた。

いつも誰かに支えられ、救われている、生かされている。

大偉、みるちゃんとまた会いにきてね!

2011年8月29日月曜日

28日(日)晴れ  ぽっかり穴が・・・

 平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
  六月二日
俗名 田中大偉
  享年十六歳

夕方、なんかぽっかり心に穴があいた感じがした。
なぜだろう?

なんとなくは、自分でもわかっているんだけど・・・・

時期がきたらこんな感じよりも、もっともっと、心にぽっかり穴があくんだろうなと思った。

嫌だな~。

そんな時期がきたら。

花火をしたり、ビデオを見たり、トランプをして遊んで楽しかったからね・・・。

明日は、みぃさんの誕生日だ。

大偉が入れば、何をプレゼントしたのかな?

何か用意したの?

お父っは・・・

何もないから、ケーキを買ってくるよ。

みるちゃんはシュークリームね。

じゃ、明日ね。

2011年8月28日日曜日

27日(土)曇り  花火・・・

 平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
  六月二日
俗名 田中大偉
  享年十六歳


天気予報では、最高気温24℃。曇りから雨だ。
今日は、花火をする約束をしているのに、もしかしたらできないかも知れないなぁ~。

なんて思いながら・・・

私の大切な、お客様を迎え入れる準備をしていた。

家内から、もう時間じゃないの?

時計を見ると、pm12:15。

えっ、もうこんな時間と言いながら、迎えに行く準備に追われた。

結果的に、道は順調で予定時刻をちょっと越えるくらいで着いた。

家に帰り、大偉の話しというより、TVゲームをしたり、ビデオを見たりして過ごした。

大偉、どうにか花火できそうみたい。

大偉が、雨から曇りにしてくれたかのよう。

花火をした。

何年振りだろうなぁ~、花火なんて。

小さい頃にしたっきり、久しくやっていないな。

今日は、約束していた花火ができて本当によかった。

大偉、ありがとうね。

みるちゃんは、煙、大変だったね。

来年は、見にいかない?




2011年8月27日土曜日

26日(金)曇り雨  定年退職・・・

 平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
  六月二日
俗名 田中大偉
  享年十六歳

今日、私の横のS木さんが定年退職を迎えた。
本当は、8月31日付けなのだが、残りの3日間を有給休暇で消化するので、夕方に全体夕礼があった。

高校を卒業して・・・

41年と5ヶ月。

気の遠くなるような長さだ。

私はというと・・・

後、ちょうど17年。

もう入社して23年も勤務しているんだなぁ~とあらためて感じた。

ここにくるまでに、会社を辞めたいと思った事が何回もあった。その度に相談した。
何回も、何回も・・・。
結婚して、子供が生まれてからもだ。

だけど、ここまで勤めてこれたのも周りの方々、お陰だと強く感じた。

S木さんの話で、心に響いた言葉がある。

「経済的に支えてくれた会社に感謝します」

私には、41年という長い間、勤めさせてくれた事への感謝の言葉に聞こえた。

最後の、言葉でこんな事を言った人は今までいなかった。

なぜが、心に響いた。

私は、後17年。

その時は、大偉は・・・33才。

どんな男になっているのかな?

結婚しているだろうか?

どんな家庭を築いているのかな?

子供は何人かな?

お嫁さんは、どんな人かな?

整備士の仕事をしているかな?

私は、どんな爺さんになっているのかな?

などなど・・・

色んな事を考えた。

世の中、すべて必然。

お坊さんも言っていた。

でも・・・あまりにも残酷だよ。

こんな若い子を連れて行かなければならないなんて・・・

酷すぎるよ。

結婚して、子供に恵まれれば孫と遊ぶ事もできただろう。

定年後の楽しみもいっぱいあっただろう。

大偉との楽しみ。

大偉の家族との楽しみ。

育ててあげられなくてごめんね。

見届けてやる事が出来なくてごめんね。

大偉とのすべての楽しみが・・・何もかもなくなってしまった。

明日は、必ずみるちゃんと一緒に家に来てよ。

みんなで、待っているから。

お願いだから・・・

ねっ、大偉。