2016年12月9日金曜日

9日(金)晴れ・・・写真の向こう側

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


あれ以来・・・下の和室で寝ている。

大偉が無言で寝ていた和室。


同じ場所に布団を敷き・・・。


N-nhaの晴れ着をたたむため、部屋を掃除した。


みなさんからいただいた、弔電。

また、大偉に宛てた手紙・・・


そんな中、斎場の葬儀祭壇の写真を開いて見ていた。


写真に納められている大偉の姿。


息子の祭壇をつくらなくてはならないとは・・・

そのために、墓石を用意しなければならないとは・・・


生きていれば、何気なく見る写真だろうし、写真が言葉を発する事もない。


でも、肉体として現世にいない人の写真というのは、とても重く感じる。


言葉を発する事のない大偉。

もう写真の中でしか見る事ができないのでしょうか?


祭壇の一番上で何をやっているのかと、涙がとまらなかった。


来年は22歳・・・

でも私の中では、あの時の大偉で止まっている。


ZEPHYRが戻ってきたりと、すこしずつ時間が動き出してはいるのだが。


私も、もっとやれる事はあったなぁ。

もう少しできていればと、情けない気持ちと、やるせない気持ち・・・

申し訳ない気持ちなど、色々な気持ちが入り混じる。


大偉、みるちゃん・・・今年の冬も、寒くなりそうだね。

明日、みんなで会いに行くからね。





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