2014年3月10日月曜日

10日(月)晴れ・・・手に入れられない

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


録画をしてた番組を見ていた。

主演は、SMAPの草彅剛。

えん罪で10年間もの間、服役して刑事に戻ってきて難事件を解決していく。



詳しい内容は省略するが、未婚で育てた娘が見たこともない父親の名前を

亡くなる母親の口から聞き、その名前を頼りに自殺に追いやった

父親の同級生に復習をする。

父親は当時、大学生。



35年も経ったと言うのに。。。

今更、なんでこんな事をするのか?の問いに




こんな台詞を草彅剛が言った。


刑務所で知り合った人からこんな話を聞いた

その人は、一人息子を同級生に殺された。

ある日、家庭を持ち楽しそうに食事をしている、同級生を見てお店の外から見かけた。



「あいつは、38年経って手に入れた物を、息子は何一つ手に入れられなかった。」


そう思うといてもたってもいられず、店に入りナイフで刺した。。。


この台詞を聞いて・・・

まさにその通りだなと感じる。



16歳・・・6月2日以降も変わらず生活をしているはずだったのに

何ひとつ手に入れる物がない。

手に入れた物がない。


この台詞の意味は・・・・

決して亡くなった当時だけの悲しみや苦しみだけではないという事です。

この苦しみ、悲しみやは年月が経てば立つほど重くなる。


だってまだ16歳なんだから。


ずっと背負っていかなければならない事実である。



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