2017年1月5日木曜日

4日(水)晴れ・・・左の爪

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳



和室を綺麗にして!と何度も言われ続け・・・今日まで殆どなにもしなかった。


ず~っと大偉が最後に寝ていた場所に寝ていたんだけど、N-nhaの晴れ着をたたむ

事ができないので、ようやくたためるスペースまで片づける事ができた。



え~っと、大偉の髪の毛はこの箱だったかな?

あれっ・・・ない。


みるるの毛が、小さなビニール袋に中に「足の毛」、「・・・の毛」と旅立った時に

ハサミを入れてとっておいた。

違う引出しには、大偉がバイトで使っていたネームやその時、所持していた財布など。


そうこうしていると、別の引出しから大偉の左手の爪がビニールに入ってでてきた。


おくりびとの方が、大偉に化粧してくれて頬の傷などかくしてくれた。


髪の毛は、千葉医大から戻ってきた時に、棺に入っていたのだが、その方に

爪を切ってくれるように伝えたのだ・・・


その大偉は、いつも通りちゃんと綺麗にしていたのでそれほど切る事ができなかった。


それでも大偉の生きていた証を保管する事ができた。


5年経っても変わらない爪・・・


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