平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
ある事がきっかけで、バイクの事故映像を観る機会があった。
ほとんどがハイスピードによる事故・・・。
すべてではないが、そのまま旅立ってしまう・・・または自立する事ができないくらいの体になる事が多い。
年齢は圧倒的に16~17歳が多い。
また死にいたる原因の大半は頭部損傷による。
ノーヘルなんてありえない・・・。
車とバイクの大きな違いは二つ。
体が、ボディーに守られていない事。
もう一つは、倒れるという事。
車との事故では、一度目の衝撃に叩きつけられ、さらに地面に叩き付けられる。
そんな解説を交えながら映像を見ていた。
頭部から大量の血を流し、救急隊の呼びかけにも反応しない・・・
この映像を見た時、大偉の事を思い出した。
大偉もR16ののあの現場で、事故内容は違えど同じように倒れとめどなく大量の血が流れていたんだろう。
側には、私達はいないし寂しかったろうに。
もし・・・
あの時にほんの数秒がズレさえいれば
今年の成人式も大偉は参加していただろうし
二十歳の誕生日にだって一緒にお酒を飲む事ができただろうし
あの時・・・あの時と悔やんでも、いまとなっては仕方がないんだけど
いつまでたっても悔やみきれないのが本音であって
同じ年頃の子をみれば、大偉もあのくらいかな?と思ってしまう。
毎日の生活の中でも、あの時・・・と思う事は多くあるが
こんな悔やみきれない思いは二度としたくないし
私の知人に、こんな思いをしてほしくない。
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