平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
午後から、豊洲の親会社に向かった。
本当はpm1:30の約束だったんだけど、資料作成に手間取って時間を1時間遅らせた。
pm1:30のT社に寄った後、すぐに向かった。
台風の影響で早く、打ち合わせを終えて帰ろうと思って歩いていた。
目の前を原付バイクが、歩道から歩道へ横切った。
ふと降ってくる雨・・・・顔を上にあげた。
大偉は、仰向けになって降ってくる小雨にあったっていたのか?
それとも、うつ伏せ?
どんな顔をしていたの?
今でも、何にもわからない。
これからも、ほとんどわかる事はないんだな・・・。
大偉に会うまでは、何にもわからない。
あれこれ聞くと、「もう、いいよ」って言われそう。
大偉にあっても、もしかしたら本当の事を聞く事も、大偉が言う事もないかも知れない。
大偉も色々な事を背負って旅をしているかも知れない。
大偉の人生を台無しにしてしまった事。
これからの夢ある人生だったのに。
謝っても謝りきれない。
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