平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
御嶽山・・・・
噴火により多くの方が命を落とした。
それほど多くの山を登っているわけではないが、残念で言葉にならない。
小学生の女の子・・・
偶然にも一緒に隠れた岩陰。
「寒い」の言葉に男性は緑のダウンジャケットと上着の合羽。
女の子はその男性から借りた上着をかけたまま亡くなった。
男性は薄手の上着とTシャツ姿で亡くなった。
その男性の緑のダウンと合羽が、家族のもとに帰ってきた。
火砕流などでボロボロになってた、遺留品の一部。
突然の出来事・・・
無言の帰宅、そして遺留品。
私も、大偉の遺留品を受け取りに家内と柏警察に行き、
三袋を受取って帰ってきた。
中身は見えないように厚手のグレーの大きな袋・・・
遺留品の内容が記載されたリストを見せられ、簡単に説明された。
今でもその袋は開ける事ができず、私の枕元に置いてある。
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