2016年3月11日金曜日

11日(金)雨・・・14:46

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


14:46分に合わせ4、事務所内で1分間の黙祷をした・・・


仕事をしながら、この時間まで後何時間・・・後何十分。


刻々と迫る14:46分。


この5年の月日の3.11。 とても重い5年だとあらためて感じる。



寝たきりのお父さんを残して・・・助かったお母さん

簡単な言葉で済ます事のできない・・・窮地に立たされた決断と夫婦の思い。


大地震・・・家には寝たきりの旦那さんがいた。

背負って一緒に逃げる事もできない・・・


旦那さんは・・・

もう先が長くないから、早くお前は逃げろ。俺は大丈夫だからと。


奥さんは、どうしようもなく逃げた。

どんなに辛かったろうに・・・

目の前にいる旦那さんをどうする事も出来ず、家が津波にのみこまれていく。


手を合わせ・・「お父さん。。。堪忍して」と。涙を流していた。


映像や、ニュースでしか知らない私には


この日、本当に想像もつかない事が起こっていたんだと。



つなみてんでんこ・・・


一人でも多くの人々が助かるようにという教えだが、目の前にいる人を

残していかなければならない・・・


どうしようもできないんだけど・・・

わかっているんだけど・・・


とても辛い。


言葉にできないくらい辛い。







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