2016年3月2日水曜日

2日(水)晴れ・・・てんでんこ

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


「てんでんこ」・・・


この言葉に「つなみ」をつけると


つなみ(津波)てんでんこ・・・

意味は・・・《「てんでんこ」は東北方言で各自の意》津波はあっという間にやってくるから、周囲の者をかまうよりも、各自てんでんばらばらに逃げなさい。三陸地方の言い伝え。


今年で5年・・・

大偉の事も、みるるの事も、東日本大震災の2011年事も、もちろん阪神大震災の1995年の事も

決して忘れる事はない。


この日の14:46分・・・

今までに経験をした事のない揺れ。

あまりの大きさに机の下にもぐりこんだ・・・それくらい怖かった。


何とか家や実家には連絡する事はできたが、

大偉だけは、中々連絡が取れなかった。


だいぶたってから、家内からの連絡で大偉の無事が確認できた。

大偉も必至で、連絡をしていたがインフラがパンクしていて繋がらなかった。


この「つなみてんでんこ」の言葉が出てきた番組の中では、

高台からビデオを回し・・・津波で流される家、車を撮影していた。

時には「悲鳴」とも聞こえる声が残されている。


震災があったが、私は被災していない。

本当の苦しみは、そこの地域の方でしかわからない。

わかったつもりになってはいけないと思う。

それでも自分に何ができるのか?

無力ではあるが、色々な事を考えて行動していかなければならないと感じる。



もし、また大きな震災が起きるとしたなら、この「つなみてんでんこ」の言葉を

思い出して逃げなければならない。


 

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