平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
夕方にニュースを見ていた。
ある小学校の自由研究を紹介していた。
ある男の子・・・卵から雛をかえす実験を行っている観察日記。
自分が小学生の頃なんて・・・ちょっと恥ずかしくなる。
インタビューの最後に「自由研究をして学んだ事は何ですか?」と尋ねた。
こんな言葉がかえってきた
「命は簡単に亡くなって、育てるのが大変」
この子は、ちゃんと命の尊さをこの研究で学んだんだ・・・
雛をかえす事ができず、亡くなってしまった現実の出来事も経験し、
また、ピーピーと殻を破ってくる生命力。
自分の体験から学びとった言葉だと思った。
ほんと一瞬で命なんか亡くなってしまうんだよね。
説明ができないくらい、「あっと言う間に」
それまで一緒にいた事、すべを一瞬のうちに過去にしてしまい
それから先の思い出をストップしてしまう。
ほんとうに命が亡くなるという事の辛さ。
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