2012年12月2日日曜日

2日(日)曇り・・・親の気持ち


平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉

享年十六歳



  女性が病院に運び込まれた。
  検査の結果、妊娠をしている事もわかった。

  母親は、そんな事はありません!
  そのような育て方はしていませんとキッパリというが・・・

  彼女の口からは妊娠をしているかも知れません。


  産婦人科の担当医を紹介した・・・

  その一部始終見ていた、研修医は、中絶なんてありえない・・・

  一時対応をした医師からは、お前余計な事をするなよと釘をさされた。


  後日・・・

  病院の先生方で飲んでいると、その研修医の弟が居酒屋で働いていた。
  姉は、てっきり医学部で一生懸命に勉強をしているものだと思っていた・・・。


  次の日の病院内でのお昼。

  その研修医と釘をさした先生が一緒にお昼を食べていた。

  ところで・・・昨日の彼?

  彼氏?

  違いますよ!

  またまた、照れちゃって・・・彼氏なんでしょ?


「なに、人の事にズカズカ入ってくるんですか?・・・こないでくださいよ!」


・・・「そういう事だよ・・・」


「えっ?」


「お前、親の気持ちがわかるのかよ」

  わからないんだから、口をだすなよ!


ドラマの1シーン。


普段は、見ていないんだけど、たまたま見ていた。


これとは関連しないけど、私もよく、「あなたも親になればわかるよ」と言われたもんだ。

この言葉を言われる時は大抵、親を困らせていた。


その頃は、それほど深く考えもしなかった・・・。

親の有難さはよくわかってはいたが、強がりが先にでて素直になれなかった。


今になってようやくわかる。

今頃になってようやくわかった。



人は、その状況に置かれてはじめて気が付く・・・わかるんだよね。


取り返しのつかなくなる前に、今まで生きてきた中で

自分が体験した教訓や、友達・・・親からの言葉を

その場面、場面で思い出し・・・間違っていれば正していこうと思う。



もう二度と、こんな事が起きないないように・・・



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