妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
一年振りに、この駒沢オリンピック公園記念体育館に帰ってきた。
大偉が最後に出場した大会でもある。
駒沢に向かう間いろいろな事を思い出しながら歩いていた。
はじめて出場したのは、大偉とN-nhaと、I-ue夫人、R-maと一緒にファミリー演武に出場した。
子供達は、演武が終わると他の演武なんかそっちのけで、更衣室の前のラバーの
場所で、ぶつかり合いながら楽しく遊んでいたのを思い出す。
その後、組杖で参加した。
R-seyさんとS-go、T-noさんとM-sakiの三組で・・・・その号の秘伝には
偶然にも写真で掲載された。
N-nhaは、会場に向かう途中、ブランコに乗っては
いつまでも降りず楽しそうだった。
たくさんの思い出を浮かべながら・・・
今年は、同好会演武の他にH-shiとペアで競技演武にも参加した。
二回戦で敗退し、決勝に進む事はできなかったが、自分達の今出せる
力を発揮する事はできたと思う。
・・・が、やはり決勝戦を見ていて勝ちたかったなぁ~と思った。
そんな中、昨年二位のK-oruさんと三位のN-omiさんがペアを組んで参加し、
危なげなく決勝にコマを進めた。
いよいよ決勝・・・
仕手・受けで二本の指定自由技・・・各30秒。
2分間もの間、動き続けなければならない。
私は、どんだけ大変か想像もつかない・・・。
閉会式での表彰式では、文句なしの黒帯女子一位に輝いた。
決勝に進む発表があった時も、一位の発表があった時も、N-omiさんの目には涙が・・・
稽古量は嘘をつかなかった。
この姿をみていて
「人に見られる事をするには、見えない踏ん張りがそこにはある」
という言葉をおもいだした。
ほんとうに・・・おめでとう!
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