26日(火)晴れ・・・卒業式

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


あの日、あの時以来・・・気になっていた卒業式。

一緒に卒業式に出たかったなぁ～。

成長した大偉の姿を見て


「おめでとう！」


と言ってやりたかったな。


強く、強く思っていた。


このまま、卒業式の日にちを知らずして春を迎えても良かったが

どうしても自分の心の中で、諦める事ができず

その後の行動はどうするかわからないが、聞きたい、

知りたいと思い、M-skaさんにメールをした。


一周忌に、息子を連れて現場とお墓に来ていただいた。

それからのお付き合いになるが、バイト先に顔をだすという約束も

果たしていないので、卒業式の前には行かないとなとも

思いながら、卒業式の日を教えてもらうためにメールをした。


卒業式は、３月１５日（金）。


場所は、入学式と同じ場所だった。


希望と不安に満ち溢れていた場所に戻ってくる。

24日(日)晴れ・・・誰かを通して

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


晴れてはいるが、とても強風な日だった。

いつも感じているが、私の知らないところで必ず繋がっている。


知らない方からも支えてもらっている事も感じている。


人との繋がりって何とも不思議です。


言葉はなくても・・・

気にしてくれている。


人との繋がりを断ち切っては生きては行けない。

23日(土)晴れ・・・ケリ

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


「過去を忘れる事はできないが、ケリをつける事はできる。」


若い時にある夫婦の夫をお金目当てで殺人を犯した・・・


自分の妻が病気で亡くなり手にした保険金3000万円をその償いの代償にあてたが・・・


夫を若くして亡くした奥さんは、

あなたの再スタートに使いなさいと言い残し、

受け取らなかった。

コナンの一部分である。


お互いどこかでケリをつけなければならない時はくる。

決してフェアではないが・・・

今まの人生・・・

殺した側、殺された側

フェアではないけど。



その時、どう気持ちを整理してケリをつければいいのだろうか？


今の私には考えもつかないが・・・


きっと自分の心の中で


ケリをつける時がくるのだろう。


大偉とみるちゃんに会った時に・・・

21日(木)晴れ・・・家族

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


ようやく家族の元に帰ってきた携帯電話・・・

どろんこになって見つかった携帯電に、

電源など入るわけがないと誰もが思った時だった。


奇跡的に電源が入り


2011.3.11の母親と家族とのメールのやり取り・・・

最後に送信したメール。


みんなを気遣い・・・

職員を気遣い

住民を気遣い

ご遺体となってしまった。


まだまだ、家族の元に帰ってこない物は数知れすたくさんある。

あの時、

あの日のまま

時はまだ動いていない人もいる事だろう。


家族を失った人という意味では同じだが、

なんて声をかけたらいいのだろうか・・・？


絶対に忘れてはならない。

17日(日)晴れ・・・やるべき事は

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


あの時は、何をすればいいのかわからなかった。

何もかもが意味がなく・・・

何もする気がなかった・・・

ただ仕方なく、仕事に出かけて・・・


でも・・・


こうして皆でいると


まだやるべき事はたくさんある。

やらなければならない事はたくさんある



良いことも・・・

嫌な事も・・・

まだまだ。

13日(水)晴れ・・・その先の

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


翌日の納品対応でホテルに泊まった。

1月の監査の時に比べればどうって事はないが、

確実に仕事量は増えているし、ホテルに泊まりながら仕事なんて・・・


なぜ？こんなにしてまで頑張るのか？


それは、納品の約束をしたから・・・

お客様との納品の約束は絶対だから。


その瞬間、ふと頭の中をよぎった言葉があった。

こんなに長い間仕事をして、お客様へ納品してきたのに

初めてはっきりと気がついた。


お客様とは・・・最終のエンドユーザであったり、取引先であったり

色々な意味でのお客様がいる。


頭をよぎった言葉とは・・・


「その先のお客様へ・・・」


明日、納品するお客様は、T社であり仕事を発注している。

私は、その受けた仕事を約束した期日通りに納品する。

私の会社とT社の繋がり

T社とその先の繋がり

その先との繋がりがある。


私とT社との納品期日がズレると、その先も・・・そのまた先もズレてくる。

一番近い繋がりの会社と信頼関係を築く事は最低の条件であり、

そのまた先の信頼関係があるという事をこの年になって

はじめてはっきりと気づいた。


その先、そのまた先の信頼関係を気づくことで確固たる信頼が生まれる。


これから先・・・「その先のお客様へ」を胸に仕事をするように

心がけようと思う。

11日(月)晴れ・・・ベスト8

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


今年もジュニア合気道大会が行われた・・・

小学生低学年と高学年に分けていた他に中学生まで入る大きな大会となった。

私は、お手伝いに向かう予定だったが色々と諸事情でお断りした。


夕方、審査員で参加していたR-seyさんから

K-sukeがベスト８にはいったと連絡が入った。


野田で少年初段を取って・・・

そのまま部活と両立しながら二ッ塚に移籍して合気道を頑張っていた。


将来が楽しみな子の一人だ・・・

10日(日)～11日(月)晴れ・・・誕生会

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


天気は久しぶりに良かった。

とても暖かく・・・


大偉とみるちゃんに会ってから、誕生会に向かった。


家内のお父さんの誕生会、翌日にはお袋の・・・


どちらも大偉とみるちゃんの姿も、声もなく

正直、とても寂しい日だった。


この隙間はどうすれば埋まるのだろうか？

8日(金)晴れ・・・反動が？

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


１月の猛烈が仕事量の反動がここにきて

どっと疲れが体に押し寄せてきた・・・


しかも午後からちょっとお腹の調子が悪く

気分も悪い。


あ～っぁ。

明日の稽古の受付を代わってもらった。


まだ、２回しか稽古に行けてなぁ～いと思いながら


9:30pmに会社をでた。

明日も調子が悪かったら、病院に行こうっと・・・。

6日(水)雪のち雨・・・失敗を恐れるな・・・

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


う～っ・・・寒っ。

朝から小雪が降っていたが東京は雨に変わったり

雪になったりと、とても寒い日だった。

お昼前に品川の高輪口にあるホテルに出かけた。

Tグループの展示会に招待されて・・・


一通り展示内容を見て、興味のあったところでは具体的な商談に

話しを繋げ後日となった。


今日は、この展示会がメインイベントではなくて

日本サッカー協会キャプテン（最高顧問）の

川淵三郎さんの講演がメインで会場は満員だった。

Jリーグ発足までの日本サッカー会の現状だったり、

Jリーグ発足の道のり・・・こうしてチーム選ばれたまたは、落選した

などなど色々と普段テレビでは聞けないお話しを面白おかしく

話されてあっという間に９０分が過ぎた。


その中で・・・


「失敗を恐れるな！
　　　　　　　　失敗を恐れ何もしない事が失敗だ」

また、仕事を通じて・・・
鹿島アントラーズのクラブボランティアが成功した指針として
以下の３点を心がけて活動したという。

①不快感を与えるな！
②マイナスになるような事はするな！
③自覚を持って仕事をする！

生活の中で人と接し生きていく中で重要な言葉だと
感じた。

個人の満足感は各々違い、それぞれに満足感を与える事は難しいが
少なくても不快感を与えないような行動はできる。

企業のマイナスイメージになること、自らをマイナスにしない

そして・・・今置かれている仕事に自覚をもって対応する


人はこの世に生をうけてから人生をまっとうするまで、

身近では家の看板をしょって生きていく。

仕事につけば、その企業の看板をしょって生きていく。

家族になれば、その家族の看板をしょって生きていく。

こうして背中に色んな看板をしょってたくさんの人と接して

少しずつ成長していく。


この春・・・高校を卒業してまた次の看板をしょってチャレンジだね！

4日(月)晴れ・・・N-nha（笑）

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


ここ最近・・・先週のはじめくらいだったかな？


マッサージチェアーに座り、家内と話していると

N-Nhaがお風呂から上って、リビングに入ってきた・・・。


次の瞬間・・・

わぁ～懐かしいいね。

どうしたのその服？

そんなのよく着れるね？

小さくないの？


ＵＭＢＲＯのサッカーの練習用ウインドブレーカーのような

頭から被る服。



ちょっとしわくちゃになっているのが・・・N-nhaらしい。

部屋には人が踏み込めないが、N-nhaはそこで寝ている

しわくちゃの服がある部屋をイメージしてください！

わぁ～っていう感じです。

わぁ～っではなく

わぁ”～って感じです。





大偉が、小学校の低学年から始めたサッカークラブのチームで

よく着ていた。


その服が、１０年振りくらいに

N-nhaが着て蘇った。


大偉もまだ小っちゃかったから、当時は少し大きめだった。


まさか、N-nhaが着てくるとは思わなく、笑と懐かしさで

リビングは一瞬ほんわかした。

きっと大偉も歯にかんで見ているんだろうな！

3日(日)晴れ・・・16歳！

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


大偉っ！・・・

今日でN-nhaは16歳だよ！




あなたの歳になったんだよ・・・

おめでとうって、旅先でみるちゃんと言っているんだろうとは思うけど

それじゃ、聞こえないよ～っ・・・

会いに来てやってくれないかな？

N-nhaだって、急に一人っ子になってしまって、寂しい思いをしているんだよ。

なんで何も言わずに突然旅に出かけちゃったの？


未だに・・・

わからないでいるんだよ。

誰も、何もわからないんだよ。

手がかりがないんだよ。


ねぇ、大偉？


また、あなたの笑い声・・・

話し方・・・

聞きたいよ。


みるちゃんを連れて、N-nhaに会いに来てやってよね。

約束だよ。



http://youtu.be/gkiQwr1k6r4

2日(土)晴れ・・・大偉と稽古！

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


一ヶ月振りの稽古・・・

監査7、監査の資料で、稽古初めから２回目となった。

今までこんなに稽古になった事がない。


稽古に向かう前に、大偉とみるちゃんに会いに向かった。

この冬の寒さにお花は一気にダメになってしまう。

大偉とみるちゃんに話しかけながらお墓掃除した。


大偉っ！・・・

明日でN-nhaは16歳だよ！



そう話しかけると・・・涙が溢れ出て仕方がなかった。


道場には、一般部からの参加・・・

みんなの変わらない顔がそこにあった。


R-seyさんも、I-ueさんも来てくれていた。


心の中に、大偉がいたが全く合気道になっていなかった。

体がバラバラだった。

まだまだ、なっちゃいない事がよくわかった。



お昼は・・・成久で伝説のマーボーラーメン！

R-seyさん、I-ueさん、H-shiと食べ色々と話した・・・


N-nhaの服を間違えて持って行ってしかたなく着た・・・私と

私の黒の下着をわかっていて着た・・・N-nha

この話はウケた。

1日(金)晴れ・・・葉書

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳



1月も終わり、2月にはいったがはじめから最終退館者とは・・・

1月ほどではないとは思うが、監査報告の是正措置を提出しなければならないので

まだまだ通常業務の他にやらなければならない事は多く、忙しい日々が続く。


家に帰ると葉書が玄関に落ちていた。

郵便物を取って落ちちゃったんだろう・・・


宛名は、田中大偉様　となっていた。

スーツの葉書。


葉書が落ちていたよ！

スーツの葉書・・・


こういう歳になったんだねというと、

成人式も２年後だしね。


大偉のスーツ姿かぁ～。

家族で写真を撮ったり、両親と写真を撮ったり

みんな集まって食事をしたんだろうなぁ～と思いながら

食事をしていた。


高校の入学式は、自動車学校らしいつなぎを着ての入学式だったし、

卒業式はどんなだろうと思ってはみたものの・・・・


大偉のスーツ姿は見た事ないし、

高校の卒業式がスーツなら家内と一緒に選んで買っているだろうし



スーツを一緒に選びながら大人の階段をまた一歩上がる大偉の姿を思うと、



・・・・写真を見ながら胸が詰まる思いだよ。