平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
稽古場の準備で、玄関前に到着したのが8:20am・・・
すでに大勢の小学生と、引率の先生が空くのを待っていた。
小学生は市内の学校・・・。
稽古前、道衣に着替え色々と準備をしていると、小学生達は吹奏楽部だった。
市内の小・中・高は吹奏楽が盛んで、体育館でよく練習をしている。
稽古終了後、着替え終わり受付前まで階段を上がると、子供のお父さんやお母さんがビデオを片手に撮影をしている。
いつもは、そのままスルーをするのですが、何となく心、魅かれ・・・上から見ていた。
小さい体で大きな楽器を抱えながら縦・横に心を合わせ動く。
しかも・・・
横目でチラ見なんなかしていない。
みんな歩く歩数が体に染みついているのだ。
歩幅もそれぞれ違うのに、それを合わせ一直線に繋ぐ。
途中から、女の子二人がトランペットのソロを始める。
お世辞にも上手とは言えないが、一生懸命に吹く姿になぜか心打たれる。
他の子達も踊ったり、動いたりと自分に与えられた役割を頑張る。
誰一人、逃げ出す事せず。
諦める事をせず。
最後までやりきる。
何度も、何度も繰り返し練習をしてきた。
そこには、「責任」がある。
子供達・・・一人一人の責任が集まり集大成となる最高の発表となる。
支えてくれた、友達、先生、親・・・
裏切る事のできない「責任」がそこにある。
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