平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
だんだんとお花に囲まれていく大偉を思い出していた。
最後のお別れ。
冷たく、固くなった指を触りながら。
着ていた服が段々と色とりどりのお花で埋め尽くされていった。
告別式は平日にもかかわらず、たくさんのお友達が駆けつけてくれていた。
これから、大輪の花が咲くというのに・・・
これからが楽しみだったというのに・・・
あなたは、何処へ行くのですか?
もう少しだけゆっくりと歩んでも良かったじゃないですか?
なぜこんなにも早く、旅立たなければならなかったのですか?
もう少しだけ・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿