平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
小林 凛くんの名前をはじめて知ったのは・・・「バンキシャ」の特集だった。
2013年(平成25年)5月24日 金曜日
944グラムの未熟児で生まれ、他の子よりも腕力は弱い・・・。
学校では、いじめを受けていた。
人に言えないほどの苦しみを耐え抜いた・・・。
学校に行きたくても行けない日が続く。
そんな中、三重県の松坂市にある小学校の先生の目に
この凛くんの出した本が目にとまった。
学校で、凛君が読んだ句を題材にして、どんな思いで読んだのか?その情景は・・・などなどグループ討議をして勉強していた。
今日の題材の句には「いじめ」という言葉はどこにも入っていなかったが、
生徒からは、まさにその情景を読み取るかのような・・・「辛い気持ち」の
意見が返ってきた。
ある日その先生は、凛君を自分の小学校に招待した。
一緒に勉強した。もちろん凛君の読んだ句を題材にして・・・。
お昼には、班ごとに和気あいあいとお話ししながら楽しくお昼を
食べていると、突然涙が溢れ出てとまらなかったのだ。
休学していた凛君は、久しぶりにこんなに楽しい学校で嬉しかった。
凛君はいじめられ、休学をしていたので、クラスに溶け込める準備をしている時は学校の中でもクラスにはいなかった。
入れるのはどうかな?という判断で、別の場所で一人で食べていたから。。。
凛君が、涙を流したとき大偉を思い出しながら泣けてしまった。
大偉にも、ちょっと辛い時期があったから・・・。
その凛くんが9歳で朝日俳壇に初投稿した句が5千通の中から選ばれた。
「紅葉で神が染めたる天地かな 」
一度、手にして読もうと感じた句集だ。
その他の句・・・
「いじめられ行きたし行けぬ春の雨」
いじめっ子の一人が謝ってきた。そのうれしさから新しい俳句がうまれた。
「仲直り桜吹雪の奇跡かな」
http://news.livedoor.com/article/detail/7648741/
自分の弱さで、人をいじめる・・・
自分を守りたいから、人をいじめる・・・
なんて人間は愚かなんだろう。
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