平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
親父とお袋が、大偉に会いに来てくれた。
ものすごい暑い・・・
お水をたくさんあげ、お花を手向け・・・香を焚き。
先に香を入れ、手を合わせたのが、親父だった。
先にいいのか?
と聞いてきたので、良いよと告げると・・・
長いよと返事が返る。
いいよと伝えると・・・そのままお経をあげはじめた。
おいおいと思いながら、じっと聞いていた。
これが親父の大偉に対する供養の仕方なんだと・・・
親父の背中をじっと見ていた。そのお経を聞いていた。
最後には、声が詰まるほどになっていた。
帰る時には、お袋が・・・「大くん・・・みんなを守ってね」と一言。
ほんとうであれば、親が子供達の未来を・・・今を見守るのに。
大偉に見守られてしまう事になるとは・・・
言葉にならない。
優しい子だから、たくさんの人を見守っているんだろうなって思う。
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