2013年8月24日土曜日

24日(土)曇り・・・ごめんね。

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


9:00pmからのドラマ「今日の日はさようなら」を見ていた。

印象に残ったシーン・・・大偉を思い出した



「4つ、揃えた。・・・」
 入院して食卓にはいないのに、いつも通り、ざる蕎麦のおつゆを用意した。
 
「大切な人に何を一番、覚えてもらいたい?」
 大偉は何を 覚えてもらいたいかな?
 何を伝えたかったの?
 何を伝えたいの?
 大偉、みるちゃんの事は、私の知っている事は全部覚えているから・・・
 
「晩ご飯何?」
 ただいまぁ~!
 あぁ〜、疲れた!って帰って来ないかな?
 
 
 
普通の生活だったのに突然の宣告・・・
 
 
最後には、食べる事もできなくなり息子からカテーテルを
 
外してもらうように、医師に伝える・・・
 
一度は、頭を下げ外してもうらように父親が伝えるが医師の手を掴み静止する。
 
 
意識が混濁する中、最後の最後に父親から息子への最後の事が告げられる。
 
 
 
 
大偉への最後の言葉は何だったかな?
 
みるるへの最後の言葉は何だったかな?
 
私の事だから、きっと大した言葉なんて言ってないんだろうな・・・
 
 
慈恵医大柏の集中治療室・・・
 
まだ手は暖かい・・・
 
心拍数の機械はまだ動いている・・・
 
ぎゅっと手を握っても、握りかえしてこない。
 
耳元で「大偉!・・・大偉っ」と何度も何度も呼んでも
 
大きな声で呼んでも返事はない。
 
胸を思いっきり叩きながら
 
「帰って来い」・・・
 
「戻ってこい」・・・と叫んでもなんの返事もない
 
「弱っちぃなぁ~・・・、なんだよこんな事で。。。」の言葉が残る。
 
 
 
心拍数の機械の数値は心拍数を表してなんかいなかった。
 
 
ただ、装置を動かすだけの数値にすぎなかった。
 
 
きっと、私から大偉、みるるへの最後の言葉は
 
 
「ごめんね」・・・
 
 
今度あった時も、ぎゅっと抱きしめ謝りたい。
 
 
そこから再スタートだ。
 
 
 
 

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