平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
大偉や、N-nhaが南部小の卒業式で歌った曲の内、どうしても曲名が思い出せなくて
なんとなく覚えている歌詞から検索しても、まったくヒットしない・・・
う~~ん。
そうすると色んなサイトがひっかかる。
3.11を目前に家族・友達と離れ離れとなり、数十日後に苦渋の決断を余儀なく
挙行された卒業式。
必死にこらえる答辞・・・
一校一校と統廃合された学校。
最後にみんなで作った卒業式の歌。
そんな中、「村田がフライをわざと捕らない 鈴木 健 15球 感動最終打席」に辿り着いた。
浦和学院からドラフト1位で西武ライオンズに入団
1997年は巨人に移籍した清原の後を継いで四番打者に抜擢。
その後2002年にヤクルトスワローズ移籍し2007年9月20日に現役引退を表明
引退セレモニー・現役最終打席は10月4日の横浜ベイスターズ戦(神宮)。
8回裏一死の場面で、宮本信也の代打で出場。
横山道哉からファウルで粘りながらも15球目をセンター前にヒットを放った。
そのYouTubeがこれです。
https://youtu.be/X_tbdZ3-aUg
初球 真ん中低め ボール
二球目 フルスイングで空振り
三球目 ファウル
ここから 六球目までファウルが続く・・・
七球目 外の高めボール
カウント 2-2
八球目 ファウル
九球目 ファウル
十球目 ファウル
十一球目 ファウル
十二球目 ファウル
十三球目 三塁ファウルフライ
十四球目 ファウル
十五球目 センター前ヒット
この十三球目の三塁ファウルフライ
フェンス手前まで追っていくが、わざと捕らない・・・
この三塁手が巨人に移籍した村田だ。
現役最後の最終打席・・・
スポーツの世界なのだから、そんな事は必要なくしっかり捕ればいいんだよ。
これがプロの世界だし、かえってわざと捕らない事が引退を迎える選手に失礼なんじゃないのか?
という意見もあるが、この20年間・・・家族にも言えなかった辛く、苦しい時期も乗り越え、
時には弱音を吐く事も。
家族は、そんな背中をただ見ているだけだったんじゃないかな?
子供の前では、格好よく強いパパを見せたい一心で、今、グランドに立っている姿を見てもらいたいと頑張ってきたんじゃないかな?
そのたくさん思いの詰まった現役最終打席を、誰も邪魔する事はできない。
もちろんお互い真剣勝負の中での事なんだけど、これはここにいる人じゃないとわからないと感じる。
このシーンを見て、粋なはからいをする村田。
今までの鈴木健に対する敬意・・・それを受け止めた15球目のセンター前ヒット。
何とも言葉では表す事のできない野球人の繋がった思い。
私も現役生活をいざ終える時は、しっかり家族に胸を張って終える事ができるように・・・
大偉にバカにされないようにしっかりと、心のシャッターをゆっくり切りながら
大偉とみるるに逢える日を楽しみにしている。
そして、心にいっぱい詰まった写真を見せてあげるんだ。
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