平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
アメリカ戦 2対5・・・・この結果どう受け止めるか。
準決勝イングランド戦・・・アディショナルタイムのオウンゴールで2-1で勝利。
全員が駆け寄り勝利を祝う”なでしこ”とは反対にイングランドの選手だった。
Laura BASSETT選手・・・
イングランド選手が崩れ落ちているBASSETT選手に寄り添う写真がとても印象的だった。
川澄のクロスボールがクリアする足にあたり、オウンゴールとなってしまった。
この前回大会の優勝は、本当にびっくりした出来事だったが、今回は危ないシーンは
あったものの、こうして勝ち上がってくるのだから強さは本物・・・
イングランド監督は、BASSETTがいなければここまで勝ち上がる事はできなかったと
労をねぎらい、これまでの活躍を褒め称えた。
この四年間・・・
勝利の裏には、個人が秘めている悔しさは必ずある
試合に出られなかった悔しさ。
怪我での挫折・・・
結果が見えない・・・
自分自身への不甲斐なさ・・・
代表落ち・・・
悔しい思いを上げればきりがない。
でも、歯を食いしばり
自分のため・・・・
最後はチームの勝利のために。
こうして召集された仲間は必然で、一緒に戦う最高のチームを作り上げた。
こうした姿を見ていると、大偉も中学から始めたバレーボールの仲間達は
きっと良い、最高の仲間だったろうなぁ~と思う。
だって、これからの人生・・・一生の友と思える、感じる友人を見つけられたんだからね。
二人で歩いている後ろ姿を見てみたかった。
悔い・・・
負ければ、その悔しさは必ず心の何処かに必ず残る。
勝てば、打ち消される・・・
しかし、勝っても負けても
個人の心の中に悔しさは残る。
その悔しさが次の4年後を育てる。
だから、負けても強くなるんだ。
その悔しさを4年後を積み重ねる1日、1日に精一杯ぶつけて欲しいと願う。
最後に・・・宮間選手が
「みんな文句も言わず、頑張ったと思う」の言葉には
仲間に対するお礼にも聞こえた・・・。
この悔しい気持ちが、人間を成長させる事は間違いない。
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