2011年6月16日木曜日

16(木)雨のち曇雨  戸籍謄本・・・

法号:清澄院日大信士 田中大偉(享年16歳)

朝、メールを開く。
飛び込んできたメールを開くと・・・、合気道のご家族からお悔やみのメールが入っていた。私よく知っている子供達のお父様からだった。
読んだ瞬間、涙が溢れ出てきた。
久々に会うと「大偉~ぃ、大偉~ぃ」と大きな声を上げて駆け寄っていく姿と駆け寄られて喜んでいる大偉の姿を思い出し涙が溢れ出て止まらなかった。
大偉は高校生。子供達は小学生。
皆からの人気者で、稽古が始まるまで鬼ごっこをして遊んだり、中に入れない子を見つけると声をかけたりと良い兄貴分で、子供がものすごく好きな優しい子だった。

今日は、保険の手続きを行うためバイクを購入したお店から、郵便局、市役所・・・と駆け回わらなければならない。朝食を食べながら急に、「大偉は、事故した瞬間から、救急車が到着してから搬送先の病院での状況はどうだったのかな?」と思い泣けてきた。

バイクを購入したお店では、店長が対応してくれて、大偉が購入する前からの話しをした。
学校からの帰宅道はお店の前を通るため「あっ、帰って来たな」と音を聞きながら見ていたという。
購入予約を入れた日を思い出した。
その日は、何人かZEPHYRを見に来ていたらしく、夕飯を食べながら「今日お父さんと一緒に見に来ていた人がいたから、早く予約しないと、売れちゃうよ~」「売れたら、俺、買うバイクがない。」ビールを飲みながら食事をしている私をせっつきながら「早く、早く~っ」と言ってたな~。って。
重い腰を上げ、受話器をてにした。

戸籍謄本・・・
保険手続き上、必要なため市役所に向かった。
平成七年壱月弐拾八日千葉県野田市で出生~と記載されたあと・・・
平成弐拾参年六月弐日午後五時四拾分千葉県柏市で死亡~・・・と記載されており、大偉の名前に×がついていた。出生し16年生きた証と死亡した事実だけがあった。

祖父が朝から来てくれて、荒れ放題の庭の掃除をしてくれた。
大偉も小さい頃は、良く遊んでた。

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