平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
即身仏・・・はじめて聞いた言葉だった。
生きたまま、ミイラ化。
仏に近づく。
エジプトのミイラとは違うのだ。
エジプトのミイラは死後に腐敗の原因となる内臓などを処理してミイラ化するのだけど、即身仏は生きたままミイラ化する。
全国で18体くらいあるみたいだけど、そ即身仏を紹介していた。
1680年ごろの田舎町の青年。
家計を支え、村でも人望が厚く、子供達にも大人気だった。
ところが・・・青年宅へ遊びに来ていた子供達。
一人の子供が木材にあたり、倒れた木材の下敷きになり亡くなった。
不慮の事故とはいえ・・・
その青年はお寺を訪れ、出家の道を選んだ。
来る日も来る日も修行の毎日。
千日修行・・・寝ている以外は野山を駆け回り、また町ででれば人々を助ける。
これを何十年間も繰り返すのだ。
即身仏となるためには、このほかお水とお塩だけで生命をつなげ、千日修行・・・体脂肪を徹底的に下げる。
さらに、殺菌効果のある、漆塗に使う漆を少しづつ飲み続ける。
ここからが、「入底」
地中の中に木箱を入れ、その中に入る。
竹筒を木箱を地上を繋ぎ、空気穴と排泄物を流す穴。
そして、外と中の連絡のための鈴。
毎日、お弟子さんが名前を呼び、鈴を確認する。
確認ができなくなると竹筒を除き、土で固め、三年三か月後に取り出すのだ。
お弟子さんが先に亡くなったりして、掘り出されないケースや掘り出す怖さもあり、まだまだどれくらいあるかもわからないみたい。
入定してからも、怖くなり出るケースもあったらしい。
まったく、現在では想像もつかない。
現代では、即身仏が禁止されている。
即身仏になるような修行はできないが、人生毎日が修行である。
毎日が楽しいわけではないが、毎日課せられる出来事を乗り越えていく。
これも修行だと思う。
大偉は、日蓮さんのもとでどんな修行を行っているのだろう・・・
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