2012年5月19日土曜日

19日(土)晴れ・・・新居


平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


大偉とみるちゃんの新居の準備をしていた。

みるちゃんの旅立った年月日、名前、歳を家内が書いた。


これで、最後になるから見る?


・・・・三人で新居入る前にとみるちゃんのを見た。



とても小さい頭だった。

N-nhaの泣き顔を見ているとこっちまで泣けてくる。


一度二階に上がってしまったN-nhaを呼んで


おにいちゃんの最後をみた。


「仏」がちゃんと座っていた。


悔しい思い・・・

叫びたい気持ちは、山ほどある。

ぶつける場所のない、やり場の気持ち。

大偉の気持ち。

家内の気持ち。

N-nhaの気持ち。

両親の気持ち。


色々あるが、あの子達の事だから、これから先も私達や、

これまで関わってきた方々をきっと守ってくれる事だろう。






「つまづいたおかげで」

つまづいたり ころんだり したおかげで
物事を深く考えるようになりました

あやまちや失敗をくり返したおかげで
少しずつだが
人のやることを 暖かい眼で
見られるようになりました

何回も追いつめられたおかげで
人間としての 自分の弱さと だらしなさを
いやというほど知りました


だまされたり 裏切られたり したおかげで
馬鹿正直で 親切な人間の暖かさも知りました
そして・・・
身近な人の死に逢うたびに
人のいのちのはかなさと
いま ここに
生きていることの尊さを
骨身にしみて味わいました

人のいのちの尊さを
骨身にしみて 味わったおかげで
人のいのちを ほんとうに大切にする
ほんものの人間に裸で逢うことができました

一人の ほんものの人間に
めぐり逢えたおかげで
それが 縁となり
次々に 沢山のよい人たちに
めぐり逢うことができました

だから わたしの まわりにいる人たちは
みんな よい人ばかりなんです


相田みつを



2012年5月19(土)
一周忌法要、開眼、納骨を滞りなく終える事ができました。

今まで、私達をささえてくださいました、皆様には感謝しております。
これからも、どうぞよろしくお願いします。


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