平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
最近、突然の雷雨はあるけど・・・関東はまだ梅雨に入ってないの?
最近、ニュースを見る時間もなく・・・
去年の今頃は朝から雨が降ったり止んだりと、梅雨の時期だったなぁ~。合羽は着ていたが普通の靴だったので、毎日びちょびちょ!
学校に履いて行く靴もなくなり、じいじからグレーの長靴を貰ってバイクにまたがって通学していたよね。
その長靴は、私が寝ている横にある。
大きな紙袋の中・・・中が見えないようにグレーのシートに覆われて二つある。
三つ目は・・・ヘルメット。
その袋だけはシートに覆われていなく、布団を敷くたびにチラチラ見える。
柏警察から手渡されたが・・・科警研から戻ってきたままの状態である。
シートに覆われている袋は・・・到底見れたもんじゃない物が入っている。
写真では、何度も見ているが・・・
実物となると開けられない。
酷過ぎる・・・。
これだけは、いつ見られる日が来るのかは考えられない。
9:30PM
会社から浜松町駅に向かって歩いていた。
突然・・・カーテンを開ける私と横になっている大偉の光景が頭をよぎった。
パシャっと写真にでも写したかのように・・・
辛いな。
6月2日から遠ざかり段々と・・・
少しずつ気持ちの落ち着きを取戻し、生活が始まると
また・・・6月2日に近づく。
少しずつは変わっていくんだろうが、毎年この繰り返しなんだろうな。
一緒に旅立ったほうがどんなに楽かと思う。
これも修行なのでしょうか?
こんな修行って・・・ですか?
人それぞれ課せられた修行があると思うんだけど・・・もしかしたらこれ以上過酷な苦しみの修行をしている人がいるかも知れない。
日蓮さんに聞いてみたい。
自分の息子たちを旅出させる修行って・・・
どんな意味の修行なんだろう。
きっと、私に相当足りないものがあったに違いない。
自分の息子達を旅出させなくてはならない事なのだから。
そうだとしたら、最悪な人間だよ・・・私は。
二人がいるときには、気が付かなったという事・・・
気が付いてはいたかもしれないが、それが不十分だったんだ。
自分の息子達を旅出させなければ、わからないのか?と神様が怒ってしまったんだ。
だから、一番最悪の形で私に罰を課せたんだと思う。
この一年、私はいったい何が変わったのか?
・・・まだまだ。
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