2012年4月11日水曜日

11日(水)曇りのち雨・・・ペースメーカー

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


期初会議の終了前に、前社長が前に立ち挨拶をした。


昨年五月の株主総会で、社長から顧問に変わり会社を見ていただいてもらった。


数か月前に、心臓にペースメーカーを入れる手術を行い生活を送っているが、


今・・・心臓が動いている90%はペースメーカーの力で、


自力では、10%しか動いていないという事を社員の前で伝えた。


ショックだった・・・。


その後の懇親会では、途中から顧問とず~と話した。


今までの会社勤めの中で、信頼し何でも話し、相談し、アドバイスをもらい

どうにかやってこれたのも今の顧問のおかげだから・・・。


もし・・・人間生まれた時にペースメーカーを入れていたら。


そうだとしたら・・・・


大偉は・・・、

みるちゃんは・・・、


と思った。



帰りは、午後から降っていた雨がさらに激しくなったが、梅郷駅から歩いて帰った。


イヤフォンからは・・・かりゆし58「オワリはじまり」




やり残したことはないかい・・・のフレーズに止めどなく涙が溢れ

抑える事ができなかった。


やり残したことなんていっぱいあるよな。

やりたいことだっていっぱいあったよな。

まだまだたくさん、いろんな事に挑戦したかっただろうし、

まだ見たことのない場所にだって行ってみたかったよな。


バイクに乗っていろんなところへ・・・・

約束もしていたじゃん。


そのやり残した事を、お父っが引き継げる事はするよ。

大偉と、みるちゃんと一緒にさ。






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