2012年4月16日月曜日

16日(月)晴れのち曇り・・・いい子だったよね!

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


旅立つ前日の野田市斎場・・・8:00pmを過ぎていたと思う。



大偉に会いに来てくれた方が、想像以上に多く、何度も何度も

お経を繰り返し読上げていただいた。


そんな中・・・葬儀を取り仕切る方が、私のほうへ近づいてきた。


たくさんのお友達がどうしたらいいのかわからず、

「大君に会いたい」とみんな待っているのですが、・・・どうしますか?

と訊ねてきた。


わかりました・・・一緒にきたお友達同士や、親に連れられてきたお友達。


眠っている大偉を・・・

そっと見るお友達。

顔がはっきり見える位置まで移動して見るお友達。


そんな中、すら~と背の高いお母さんが

たぶん家におじゃまして、大偉を知っていたのか?

もしかしてバイトでお世話になった方かな?



「大ちゃん、いい子だったよね!」と私に向かって言った。

私は、溢れ出る涙を抑えながら・・・小さくうなずく事しかできなかった。


そんな光景が、ここ最近ずっ~と思い出される。


大偉の眠っている姿・・・思い出すと立ち直れなくなるくらいショック

なんだよ。

みんなが話しかけている声や、泣いている声、

全部見ていたんでしょ?



大偉の顔が綺麗だったから、たくさんの方に合わせる事ができたが、

もし・・・もしもだよ、あの顔じゃなかったらきっと身内にも見せなかった

だろう。

最後の最後・・・祖先が救ってくれたのだろうか。



大偉も、お友達も最後にあえてよかった。

久しぶりに会う顔がこんな姿なんてほんとに悔しいです。

やりきれない気持ちでいっぱいです。



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