2012年8月20日月曜日

20日(月)晴れ・・・色々な言(こと)

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


予想通り、朝から目まぐるしく忙しかった。

やっぱり、17日に出ればよかったとは・・・思わなかったが、

やるべき仕事の事は、昨日夜にまとめていたので思うよりかは捗った。


夕方に納品のため、豊洲に向かった・・・

納品の後に、2件の打ち合わせをして帰る途中・・・・先輩を飲みに誘った。


色々と面白しい話しあり、

仕事の話しあり・・・・

理想あり、

愚痴、

たくさん話したが・・・・

結果、愚痴を話したりしても次の日には繋がらない。

絶対に繋がらない。


社会に出れば、たくさんの人と出会い

たくさんの考えがあり

その中で、何が正しいのか?正しくないのか?

はじめは、まったくわからないが仕事を覚えていくにつれて

色々と言うようになる。


決して悪い事ではない。

理想を言ったり、周りの人のやり方を否定したりと

言いたい放題になるが・・・結局次の日から昨日言っていた事を実践するのかと思いきや愚痴で終わる。

たまには愚痴もいい・・・そうすることでまた次の日頑張れる事もあるし、

違った活力源になることもある。

ただ愚痴だけで終わらなければそれはそれでいい。

社会に出る君たちへ・・・

どんなにくだらない話しでも、きっとどこかで繋がる。

年上、年下に関係なくたくさんの人の意見をたくさん聞くことで視野が広がるので、

相手の悪いところばかり指摘する前に、良い所を探すところから始めよう!

人生経験の一つとしてたくさん聞くことで、引き出しが増える。

楽しい事も、苦しい事もその引き出しから救われる事もある。

自分が経験した言のない話しを聞けるなんて、それは宝の一つなるんだからね。




帰りの有楽町から上野までの山手線の中。

1年前と1年を過ぎた後の心の心境というのは、まったく違うんだなと感じる。

あの当時は、こんな形で少しずつでも生活が戻ったり、閉ざされた心が開くなんて

考えもしなかった。

前社長が、「解決できるのは・・・時だけだから」

時が必ず解決するからと言った言葉を思い出した。

ほんとうにそうなんだなぁ~と思う・・・そう感じた。



帰りの野田線で、大偉を思い出していた。

大偉だったらどうするかな?

きっと、席を譲るんだろうな・・・

ホームを見ながら、座席の一番端に座っていた。

席を1.5人分とって座り、友達と話している人。

スマホを見ながら座っている人。

と、目の前のドアにわりと大き目なバックを持って立っているおばさん?おばぁさん?。

声をかけようか?

どうしようか迷っていた。

7人掛けの椅子には大体6人くらいが座る。

熱いし・・・人とぴったりくっつきたくないし。

細見の女性ばかり座る場所は、7人は大丈夫なんだけど・・・普通はね。

それでも、前に立てば少しずつ詰めたりもする。

その逆で、まったく動かずどちらかに動いてくれればもう一人座れるのに!と思う事もある。

結局・・・私は戸惑いながら、迷いながらも隣の駅まで席を譲らなかった。

大体の人は・・・すみません!詰めてくださいとか言って座る人なんていないから、座っている人が気遣い、心遣いをしない限りまず座らないし、山手線や京浜東北線のように一人ひとり座れる椅子でないとね・・・という感じ。

次の駅で、隣の人が降りた。

そのおばさんは、それまで座る気配なんてなかったが、私の横に座った。


あちゃ~っ。

声をかければよかった。


大偉が、電車で通っていた頃・・・・

えっ、席を譲るなんてあたり前じゃんと言った事があった。

親の知らないところで子供の成長を感じた場面だった。

私が仕事から帰ってきて、一人で夕飯を食べている時に席を譲る話しになって

大偉から発せられた言葉に、目頭が熱くなった記憶は今でも忘れない。


何気ない毎日だけど・・・いつも何かにつけて

大偉を思い出す事が多い。


大偉に負けないように

恥じる事のないように

がんばろう・・・










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