2012年8月22日水曜日

22日(水)晴れ・・・お父っ、お父っ・・・

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


前の晩はホテルに泊まり深夜まで仕事だった。


今朝は、衝撃のニュースで目が覚めた。

ジャーナリストの山本美香さんが内戦地で亡くなった。

はじめはよくわからなかった。


TVで父親が耳にあてた受話器を握りしめながら、下を向き話している映像が飛び込んできた。

いままでもジャーナリスとが亡くなったり、

監禁されたり、車から外交官が銃撃されたりとあったが、

今回の件は、自分としてもショックだった。

なぜだかなぁ~・・・・。

たぶん、みるちゃんや大偉を旅出させてしまったからだろう・・・。


志高く、戦争に苦しむ子供たち、女性・・・情報を世界へ発信させることで戦争を止めさせる事を望んでいた。

どこかで・・・こういう結果になってしまうんじゃないかとは、自分も家族も頭の片隅にあったと思う。

決して真似できる仕事ではないが、何かに取り組んできた人が旅立つ事が惜しい。

悔しいと感じた朝のニュースだった。


ホテルからでて、出勤したのが8:00。

外出までにしなければならない事をして・・・浅草橋へ外出。


いやぁ~・・・暑い。


外出から帰ってきて、もうぐったりです。


今日も・・・

いつも通り、最終退館者となった。


浜松町駅に向かう・・・T社を右手に見ながら頭のなかで、大偉が「お父っ、」・・・

お父っ、お父っ、お父っ、お父っ、お父っ、・・・と

何度も、何度も・・・お父っ、と呼んでる。


今はもう、あの声で「お父っ」と呼ばれる事はなくなってしまった。

駅に向かうまでのあいだ・・・涙がとまらなかった。


みるちゃんも、大偉も助けてあげる事ができなかった不甲斐なさ。

たくさんの思い出と同時に思うことは、これから先に色々な事をしてあげる事のできない心残り・・・


何かをするたびに

何かを思うたびに

何かを見るたびに



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