平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
先週の11(土)~19日(日)までの9日間の連続夏休み!
会社は16日(木)までだったが、17日(金)を有給休暇にして大型夏休みをいただいた。
夏休み前は、色々と溜まっている事や、家の事を少しでもやろうと思っていたんだけど・・・いつもと同じで何もしないまま終わってしまった。
明日から期末に向けて忙しさと計数の追い込みがはじまる・・・
家でゆっくりしながら・・・
椅子や、ソファーに腰掛けながら・・・
食事をしながら・・・
出かけた時も・・・
みるちゃんと大偉は旅にでたまま。
視界には、みるちゃんと大偉の写真が目に入る。
色々と交通事故のニュースや、大津市のいじめ・・・
「いじめている君へ」
「いじめられている君へ」
「いじめを見ている君へ」
が掲載されていた。
未だに子供を車内に残し、パチンコをしているバカ親のニュース。
一日たりとて、人が亡くならないニュースはない。
最近では、ドラマでも交通事故の話しだったり・・・
突然の旅立ち。
この9日間は、会社に行かない分みるちゃんと大偉をいつも以上に見たり、
どうしているかな?
何を考えているかな?
何を見ているのかな?
と、二人の写真を見ながら未だに信じれらないんだよね。
毎日、お水を交換しお花を欠かさず・・・お香をたき。
休みの日にはお墓へ向かい・・・現場へ向かい。
この毎日、毎日の事を自分が立てなくなるまで一生続くんだよな。
大偉っ・・・
普通は逆だぞ!
お前とN-nhaがお父っと、お母っにするんだよ・・・
急に・・・N-nhaを一人にしやがってよ。
ほんと何やってんだ。
って、未だに文句の一つも言ってやりたい気持ちになるよ。
本当は大偉にじゃなくて・・・
それまでの自分になんだよ。
もう少し・・・まだまだ
ずっ~と入れたのに。
二人の写真を見るたびに、胸が詰まる思い。
和室の出入り口には、みるちゃんが倒れていた場所をビニール紐で囲い
現場を通る時は、必ず追越し車線を通る。
この場所に、投げ出されて倒れていたなんて信じられないんだよ。
現場には未だにお花を手向けてくれるお友達がいる。
滑走した地点から数十メールもバイクが流され・・・
大偉がぐるぐると転がっている。
頬についた傷あと、
唇を噛みしめたあと、
かけた前歯
肩の傷・・・
小さい頃からの思い出はたくさんあるんだけどさ、あの時で思い出は止まっている。
あの衝撃が強すぎて、強すぎて
そりゃそうだよなぁ~・・・朝はそこで寝ていたんだもん。
学校にも行って、帰りまでそんな事になるなんて誰が思っていただろう。
普段と変わりなく生活するんだったのに・・・
その時の映像が先に浮かぶんだよね。
自分だけはと思っていたが・・・
まさか・・・
これが、大偉の人生なのか?
これが、大偉の友達の人生なのか?
これが私たちを囲んでいる方達の人生なのか?
これが、孫を可愛がってくれた親の人生なのか?
これが私たちの人生なのか?
大偉はきっと私たちと係わった方々にきっと素晴らしいメッセージを残していると思う。
普通に生活している中では、わからない事を・・・
本当は気が付いているのに・・・
それができていない毎日。
その事を気づかせてくれたんではないかと思う。
こうして・・・
何もしなかった9日間が終わった。
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