9日(火)晴れ・・・16回目

平成二十三年
妙法　清澄院日大信士位
六月二日
俗名　田中大偉
享年十六歳


今日は16回目のみるちゃんの月命日。

帰って来て、みるちゃんと大偉に挨拶をしてから

一人テーブルについて食事をしていた。


この期初になると・・・あの時を思い出す。


4月の期初会議の後の会社全体の決起大会。

ちょっと帰りが遅く、みんなは各々の部屋で寝ていた。


みるちゃんは、こたつの中から出てこなかった。



朝起きて、リビングに行くと和室でみるちゃんが倒れていた。

ぐったりとした・・・倒れ方だった。

前にバタンと倒れたように・・・。


みるちゃん・・・

みるちゃん・・・と揺すっても立ち上がる事はない。

舌を出し、瞳孔が開いていた。

抱きかかえながら・・・みんなで病院に行ったが、遅かった。


倒れていた場所は、私が和室で着替えていた足元の場所だった。


着替え終わって二階に上がって行った後、

みるちゃんは、私に会いにきたんだ・・・


だけど、会うことができずその場で倒れてしまったんだ。

肺水腫にかかっていたので、しょっちゅう咳き込んでいた。


もし、みるちゃんに会えていたらと思うと胸が苦しくなる。



・・・・

言葉にならない。


大偉にいつもちょっかいをされて怒ったり、逃げたり・・・

たまには、甘えたりと仲の良い兄弟だった。

朝晩は冷え込んできたからお腹を壊さないようにね。


大偉っ！

みるちゃんをよろしくね。