2012年1月25日水曜日

25日(水)晴れ ・・・意識障害?


平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


だいいっ。

6月3日・・・がんばったんだね。


ブルドクター・・・司法解剖のドラマ。


実際はこんなもんじゃなかった。


大偉の親父として目の前の書類から目を背ける事をせず、資料請求をした。


松戸区検。


自分が思っていた以上だった。


だいい・・・。





朝から憂鬱だった。


普通の精神状態でいられるだろうか?


柏警察で・・・ほんの一部の見た事はあるが、その時もショックだった。


こんな事が行われているのか?・・・、想像を絶する。


朝から夕方まで・・・閉庁時間までコピー機の前にいた。


一日では、終わらず次回も出向く。




21日(土)

検案書と保険会社指定の診断書を受け取り、内容を確認した。


ひっかかった箇所があった。


意識があったの?


搬送された時、大偉は意識があったのか?


聞かされていたのと違うじゃん。


診断書を書いた先生に説明を求めたが、当直明けで帰宅。

後日となったが、他の先生でもいいから、ここに書いてある意味を教えてくださいと

お願いした。


立ち会った先生ではないが、意識障害・・・「あり」とその横に書いてある記号を

本に記載されてある言葉を見せていただきながら、説明を受けた。



意識障害・・・あり。



この言葉を見た瞬間・・・意識があった?と私は勘違いした。


搬送された時、・・・意識はなかった。



レベル300。


最悪の状態だった。


だから・・・「意識障害あり」なのですと、説明を受けた。



ピンクのトレーナーに吸い取られた大量の・・・血。


どれくらいの量が、大偉の体から流れでたのだろうか?


6月2日の事故当日の柏警察の奥の建屋の前。


ブルーシートに並べらた衣服を見たが、今回の写真を見てこれほどまでとは思わなかった。



きっと大偉は、事故した瞬間に離脱して自分を見ていたと思う。


悲しんでいる私達を見ていたと思う。


お通夜、告別式に来てくれたお友達や、小さい頃からお世話になった方々を

見ていたと思う。


今でも、みるちゃんと一緒に。


だいいっ。

今日、寄ろうと思ったんだけど遅くなったので寄れなかったよ。

ごめんね。




最後の最後まで、がんばったね。


大偉っ。




大好きだよ。



みるちゃんも頼むよ。




まだまだ、遺留品を開封する事ができず私の枕元に置いてある。


あの日の顔は決して忘れないよ。


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