平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
今日も朝から目まぐるしく、忙しかった。
仕事中って、大偉が亡くなった事は気にもならない・・・というか
亡くなった事なんて思いもしないし、普通に大偉も生活している感じ。
亡くなった感覚すらない。
ふと、一息ついたり、行き帰りの電車の中や、仏壇、遺影を見ている時に感じる。
それ以外は、普通に学校に行って勉強して、バイトに行ってという感覚で6月2日以前と
同じ生活のリズムなんです。
突然の出来事で・・・あの当時から比べると少しずつだけど前に進めているのかな?
でもねぇ~、という感じ。
中々、以前のようにはいかないんです。
色々と躊躇う事もあったり。
食事をしていても、大偉もみるちゃんもいないし・・・
何か美味しい物があると、食べさせてあげたいなぁ~と思ったり、
大偉も好きだったよなぁ~・・・とか。
出かけている時も同じ。
あの日に戻る事はできないが、これからも思い続ける事はできるし、いつも側にいると
信じています。
あっちの世界は知らないけど・・・大偉とみるちゃんが一緒にいるのか?が心配です。
大偉っ。
今日から学校がはじまったみたいだよ。
お父っが言う前に知っているってか・・・。
大偉にお手紙が届いた。
何が書いてあるかは見ていないが・・・色々な思いを書いているんでしょうね。
これから先も返信される事のない大偉への手紙。
本当に申し訳ないです。
H-kaさん、いつもありがとうね。
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