2012年2月9日木曜日

9日(木)晴れ・・・看取るって?


平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


人間ドック・・・昨年は3.11の影響で野田線がストップして梅郷駅から検診

センターに電話し日をあらためたなぁ~。


今日は、8:30からドック開始。


胸部レントゲンの後、採決・・・。


右手を出し、4本くらいかな?


血液が容器に入っていく様子を見ながら、


やっぱり、大偉を思い出していた。


路上に倒れ、止め処なく溢れ出ていく・・・だいいの血。


誰も、止める事が出来ず流れ出ていく。





11:00ちょっと前に終わり、お昼のサービス。

特に何も考えていなかったんだけど・・・「看取る」ってどういう事?


看取る側と、看取られる側。

お互いにたくさんの楽しかった事、辛かった事、喧嘩した事・・・



赤ちゃんの頃・・・。

入園式・・・。


小学生、中学、高校・・・入学式、卒業式などなど。

友達との思い出。

学校の思い出。

家族との思い出。

おじいちゃん、おばぁちゃんとの思い出。

数え切れないほどの思い出を、思い出すのだろう。


「ごめんね」の一言が言えず、最後まで後悔する事もあるかも知れない。


でも、最後は・・・・




今までありがとう・・・って。





子供が・・・親を看取る


親が・・・子を看取る



いつまでも


いつまでも


忘れないでいようと・・・・。





私は・・・結婚してから七人の身内を失っている。



北海道のおばぁちゃん。
小学校のいつだろう?五年生くらいかな最後に北海道に遊びに行ったのは・・・
そのおばぁちゃんが、冬の玄関先で躓き倒れ、起き上がる事もできず、
肺炎で旅だった。
何度か、親父とお袋が車で北海道まで行ったんだけど、大丈夫だろうと帰った
矢先、容態が急変した。
私は、会社に出勤していたが、その話しを聞いた女子社員が、旅行代理店に
知合いがいるからとすぐに函館行にチケットを手配してくれた。
田舎は、先にお骨にしてしまうので、最後の顔を見る事ができなかった。


長岡のおばぁちゃん。
だいいが生まれて半年。
はじめて、家内の両親に連れられて長岡に遊びにいった。
みんなとても優しく迎えてくれた事を、昨日ように覚えている。
笑って、おばぁちゃんに抱っこされてみんなでとった写真がある。 

松戸のおばぁちゃん。
だいいの車好きを知っていつも遊びに行くと、買って待っていた。
すぐに箱から空けて、手で押さえながら行ったり、来たりと楽しそうに遊んでいた。
いつもニコニコしてたおばぁちゃんだった。
お見舞いにも行ったが、帰る時の言葉が見つからなかった事を覚えている。
それが・・・最後だったな。
出勤時、会社の最寄駅を出たところで携帯の電話が鳴った・・・。

ひーちゃん。
ものしずかな人だった。
車が大好きで、だいいも何度か乗せてもらったんじゃないかな?
新築祝いに来てくれて、だいいと庭で遊んでいる姿を思い出す。
ビデオに残っている。

そして・・・

あった事のない弟。
生まれてから旅だった。

生きていれば・・・いい男になっていた事だろう。

どんな顔をしていたのかな?




みるちゃん
2000年に生まれて・・・私達の家族になった。
私達と一緒に、だいいとN-nhaの成長を見て育った。
庭を走り回ったり、散歩に出かけたり、旅行したり・・・いつも一緒だった。
楽しい時も、悲しい時も、いつも側にいてくれた。

帰りが遅くなっても、こたつの中から出てきて挨拶したらまた戻ってたよね。

だいいとN-nhaの可愛い弟だった。


だいい。
生まれた時から・・・たくさんの人にめぐり会い、優しくし可愛がられていた。
学校でも、学校以外でも・・・
あなたとの一緒に歩んできた16年は色々な事があったね。
はっきり言えるのは、とても優しい子だったこと。
だいい、N-nha、みるちゃんとの思いで・・・。
写真を見ながら、いつも思い出しているよ。


みんな・・・だいいとみるちゃんの側にいるよ。

寒い日が続くけど・・・もう少し、もうそこまで


春が来ているからさ・・・。

0 件のコメント: