2012年2月20日月曜日

20日(月)晴れ・・・畜生

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


帰りの電車・・・


大偉の顔を思い出していた。

大偉の声を思い出していた。



それでも、最後に浮かんでくるのは・・・・


搬送先で、寝ている大偉の顔。


柏警察署の安置所で寝ている大偉の顔。


夜遅くに駆け付けて、泣きじゃくる親父の顔。


ほんとうに、畜生っと大声を出したいくらい辛く、切ない。


自転車置場・・・

今、まだたくさんのやらなければならない事を残して、家内やN-nhaを

置いていくわけにはいかないなぁ~。


民事の事も・・・

お墓の事も・・・

まだまだ、何も終わっちゃいない。

何も決着できていない。


N-nhaの成長も見ていたいし、花嫁姿も見たいし・・・孫も。



夜のニュースでは、山口母子殺害事件の判決が下された。


極刑・・・



13年間と長く、辛い日々だったと思う・・・私には想像できないくらい。


それでも、遺族は乗り越えていかなければならいという言葉が印象的だった。


死刑囚とともに13年間を歩んできた。


言葉には言い表せない苦悩の日々だったでしょう。


日々の生活では・・・

過去の楽しい思い出

現在の苦悩

未来は、ともに歩む家族がいない苦しみ・・・。





たった今、そこにいた家族を旅立たせてしまった悲しみは量りしれない。

残された遺族も・・・「なぜ、あの時?」と悔やむばかり。


なんの前触れもなく、突然に幕が下りる。

なんの予告もなく・・・



それでも遺族は、残された家族、旅ださせてしまった家族、加害者を思い、

生き続けなければならない。






「そんな事を言うなよ・・・」

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/546564/


そうだよね・・・

早く忘れたいと思うのはわかるよ・・・・当事者じゃないんだから。




でもね、遺族は、もっと辛いんだよ・・・・


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