平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
15歳。
お誕生日おめでとう!
大偉の妹として、生まれてきてから15年が経ちましたね。
あなたが生まれる前・・・あーちゃんが作ってくれた車のカルタで毎日遊んでいた大偉。
会社から帰ってくると、Sunnyに乗り、生まれたばかりのN-nhaに毎日、会いに行っては、
「かわいいね!」、「かわいいね!」と言ってたんだよ。
たった10分くらいの時間しか会えなかったんだけど・・・
今まで大きな病気もせず、すくすくと育ち、いつも一緒にいて、お兄ちゃんが好きだった。
そんなあなたが、友達のキックボードで遊んで足に何針も縫う大怪我をした時は
ビックリしたよ。
大偉と同じ、産婦人科で生まれ。
大偉と同じ、聖華幼稚園を卒園し。
大偉と同じ、南部小学校卒業し。
大偉と同じ、南部中に通っている。
朝、外出先へ向かう電車の中で大偉とN-nhaの小さい頃を思い出していた。
それから・・・昨年の事も。
大偉が5歳。N-nhaが3歳の暮れだったね。
みるるが家族になったのは。
二人に弟ができて、毎日賑やかだった。
みんなで、お水をかえたり、ご飯をあげたり、トイレを掃除したり。
そんな昨年・・・
可愛がっていた弟が先に旅に出て・・・
口喧嘩をしていながらも、仲が良かったお兄ちゃんが弟に続いて旅にでてしまって・・・。
N-nhaには、辛い思いをさせてしまったね。
6月3日・・・千葉大へ搬送する車を見えなくなるまで頑張ってと言っていた姿。
お通夜、告別式でお母さんの膝に泣き崩れていた姿。
それでも、最後のお別れをしたいと大偉に会って部屋をでていく友達に頭を下げている姿。
七七日忌法要で泣いていた姿。
今でも、忘れないよ。
あれから男の子二人の声は、心の中にしまったままになってしまったけど、
いまでも時々、こんな声をしていたなぁ~・・・こんな感じでしゃべっていたなぁ~と
思うんだけど、あまり言い過ぎると、
旅に出る前の日と旅に出た日を思い出させてしまうかな?
また、悲しいおもいをさせてしまうかな?と思ったりもしています。
N-nhaには、大偉とみるちゃんの分まで精一杯、自分の好きな道を歩んで行って
もらいたいと思っているし、そのためにできる事は応援してあげたいと思っている。
とにかく・・・
健康で、素直に。
自分が将来、やりたいなぁ~?できたらいいなと感じた事ができたんだから、
もう少し、あともう少し、ほんの少しでもいいから頑張っていこう。
後もう少しだから・・・
旅だった人は、必ず帰ってくるとI-ueさんが言ってたよ。
だから、帰ってきた時に胸を張って迎えられるようにしないとね。
大偉とみるちゃんの大好きな料理の一つでも作って、またみんなで食べようよ。
15歳・・・おめでとう。
N-nha、大好きだよ。
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