2012年6月26日火曜日

26日(火)晴れ・・・目を閉じると

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


今日もいつもと同じ時間・・・。


会社から浜松町駅までの間を、ふと目を閉じるというか、半開きというか・・・


大偉が出てくる・・・。


あの小雨の中・・・。


意識レベル300・・・。


大偉は、一瞬こんなふうに倒れていたんだと。


声をかけても。


体をゆすっても。


何をしても・・・返事がない。


大偉もきっと何が起きたかわからず、きっと上から自分の姿を見ていたんだと思う。


自分はいったいどうしたの?


なんで、倒れているの?

なんで、病院にいるの?

なんで、お父っもお母っも、いるの?


なんで?・・・

なんでと思っていたに違いない。


1年を過ぎた今でも、大偉がいないなんて思わないんだけど・・・


やっぱり、声が聞こえないとね。


遠くにいるより・・・



側にいてほしいよ。




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