平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
結局、今日も最終退館者となって、日付が変わってしまった。
昨年は、やっぱり仕事が忙しく遅く帰ってきてはいたが、
その日は、私が先に帰ってきていて、リビングで横になって休んでいるところに、バイトから「ただいまぁ~」と帰ってきて、横になりながら「お帰り~」と言った。
4月9日にみるちゃんが旅立ってからは、みんなでリビングに寝ていたから、ちょうど玄関を開けた大偉を横になりながら見ていた。
結局これが、最後に交わした言葉だった。
はじめて交わした言葉は、なんだろうな・・・?
思い出せないけど、今度、家内に聞いてみよう。
つい最近、みのもんたの奥様が亡くなり、記者の前でのコメントに「最後の息を吐くところまで聞けた」的なコメントをされていた。
私達には、それすらなかった。
病院で寝ている大偉に取り付けられた器具は、もはや用がない状態。
よくTVでみる心拍数の器具。
詳しくは、わからないが、かすかに動いていたので「先生、お願いだから・・・」
「まだ、生きてるじゃん・・・」、「手だって温かいし」と言っても、ただただ動いているだけで、何もできない状況。
何回も書いているが、当日は布団にくるまっている大偉の姿しかない。
悔やんでも悔やみきれない。
だから、家を出るときくらいは、ちゃんと顔を合わせ出かけなきゃならないんだよね。
事ある時って、大体そういう時だよ。
ついさっきまで一緒にいた子が、突然旅立つ事になるなんて考えられないよ。
今日は多くの方から、メールや電話、家にまで来てくれた。
みんな、お墓の事だった。
大偉の事を覚えてくださったのですね。
ものすごく忙しくて、なかなか対応できなくてごめんなさいね。
人それぞれ、大偉との思いでがあると思います。
良く思っている人も、そうでないひとも・・・
それでも、直接私にメールや電話をくださってありがとうございました。
では、また明日。
大偉っ!
明日も稽古だからね。
お父っは、ちょっと用事があるので遅れて行くから待っててね。
H-rkaさん。
アドレスは変わっていませんよね?PCからのメールは大丈夫ですか?
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