2011年12月19日月曜日

19日(月)晴れ ・・・10分足らず

平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


帰りの電車の中・・・6月2日の家内とのメールを見ていた。


家内からの最後のメール。



2011/6/2 17:24


救急
まだ会えない


このメールの後・・・・



慈恵医大柏の正面玄関から、救急搬送されたところまで走って行った。



救急搬送される入口で待っていた家内。


時間の感覚がないが、看護士が呼びに来て先生から説明を受けながらカーテンを開けると・・・



目を瞑っている大偉がいた。


信じられなかった。


こんな光景が、自分の前に・・・自分の目で息子を見ている。



側により大偉の顔をよせ、呼んでも返事もしない。


手を握り返してもこない。


ピクリともしないんだよ。



何度も、何度も・・・大偉と呼んでも帰ってこなかった。


亡くなった時刻を告げられるまで、10分足らずだったと思う。


その後は器具を外されて・・・・




そんな大偉と過ごした2011年も残りわずかとなった。


いい男だったなぁ~。









忘れられない人がいる どうしても会いたくて
またここへくる 思い出の場所へ


その人のために 今は 何もできない
どんな小さな事も あんなふうに

もし できることなら あの日に戻って
もう一度 そこから 歩きはじめたい


誰より君の事が 君の全てが 今も好きだ それを伝えたい


届けこの思い あの日の君に
届けこの思い 今の君に


いつかきっとあえる その時まで


僕は ここで待っているから
いつまでも 待っているから



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