平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
昼間は、いつもより暖かかった。
とは言え、pm9:00過ぎの自転車はさすがに寒いです。
帰りの野田線の中。
大偉は今頃何をしているのかな?
何処を旅しているのかな?
なんて思った。
旅と言えば・・・自宅出棺の6月5日。
大偉の後輩の子が、お通夜に行くことができないので・・・、わざわざ大偉に会いに来てくれた。
顔の傷の化粧も終わり、綺麗な顔を見てた。
いよいよ、自宅出棺の時間が迫ってきた。
葬儀屋の方が、大偉の旅支度をしてくれた。
大偉に足袋を履かせ、脚絆、手甲をつけた。
頭陀袋にはいった三途の川の渡し賃・・・六文銭を持たせ、白装束を着させ・・・
編み笠に天冠を入れ頭の上に置いた。
草履を足元に置き、棺の上には小さな刀を魔よけなのかな?置いた。
生前に着ていた服のしたには、こんな格好をさせていた。
私は、黙って大偉への旅支度を見ていた。
こんな格好をさせて送り出さなければならないのか。
悔しくて悔しくてたまらなかった。
涙が止まらなかった。
大偉の人生を見届ける事ができないのだから。
昼間は、いつもより暖かかった。
とは言え、pm9:00過ぎの自転車はさすがに寒いです。
帰りの野田線の中。
大偉は今頃何をしているのかな?
何処を旅しているのかな?
なんて思った。
旅と言えば・・・自宅出棺の6月5日。
大偉の後輩の子が、お通夜に行くことができないので・・・、わざわざ大偉に会いに来てくれた。
顔の傷の化粧も終わり、綺麗な顔を見てた。
いよいよ、自宅出棺の時間が迫ってきた。
葬儀屋の方が、大偉の旅支度をしてくれた。
大偉に足袋を履かせ、脚絆、手甲をつけた。
頭陀袋にはいった三途の川の渡し賃・・・六文銭を持たせ、白装束を着させ・・・
編み笠に天冠を入れ頭の上に置いた。
草履を足元に置き、棺の上には小さな刀を魔よけなのかな?置いた。
生前に着ていた服のしたには、こんな格好をさせていた。
私は、黙って大偉への旅支度を見ていた。
こんな格好をさせて送り出さなければならないのか。
悔しくて悔しくてたまらなかった。
涙が止まらなかった。
大偉の人生を見届ける事ができないのだから。
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