2011年12月4日日曜日

4日(日)晴れ ・・・親父の涙


平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳


11:30前に、じいちゃんとばぁちゃんが大偉に会いに来てくれた。

たくさんのお菓子と、妹からのお花を持って・・・。


お昼は、「すぎのや」でお蕎麦を食べた。


大偉は、寒くても温かいお蕎麦より、冷たいお蕎麦をいつも好んで食べてた・・・。というより温かいお蕎麦は、苦手だった。


メニューにもり蕎麦があるんだけど・・・その1.5倍が大関、2倍が横綱。


大偉は、横綱+丼ぶりの小鉢を食べる。


量的には、ものすごい。


こんなに、食べれるの・・・?って感じ。




家に戻り、親父は仏壇横に飾っている大偉の写真やN葉、みるちゃんの写真を眺めていた。



6月5日。

あまりのショックで心臓に負担がかかり、お通夜も、告別式にも参列する事ができず入院してしまった。


6月2日・・・柏警察署で変わり果てた大偉との対面。つい1週間前にあって食事をしたばかりなのに・・・

6月3日・・・千葉大からの帰宅後の対面。


七七日忌法要以来に家にきてくれた。


実家には、仏壇も田中家のお墓もあるので手を合わせてくれている。



以前、ジャスコのカメラ屋でデジカメを購入した時にもらったアルバム無料券があり、数ある写真の中から、40枚を選んでB5サイズのアルバムを作ったのを一緒に置いてある。


だいい☆○○は☆みるる


それを手にして見ていた。


親父の目には、涙がこぼれていた。


これを、見ているのも辛い。


この歳で、孫を亡くし悲しむ人生が待っていたとは・・・。


私達も・・・。


お友達だって・・・。


特別に思っていた子だって・・・。



だいい!

今日は、遠い所からじいちゃんとばぁちゃんが来てくれるから、危なくないようにこんなにも良い天気ににしてくれたのかな?


昨日、一昨日とは違いとても暖かかったね。


みるちゃんも喜んでいたでしょうね。こんなに暖かいから。


毎日、だいいとみるちゃんの遺影を見ながら夕飯を食べているんだよね。


まったく実感がないよ。


私は・・・損を損とも思わない優しい大偉とみるちゃんしか知らない。

親バカでね。



大偉の強がりで、もし不愉快な事をされたり、言われたり、感じたらごめんなさいね。

決して、そんな子ではないから・・・。

口下手だから・・・。

許してあげてくださいね。



自分が長い期間、一人でいても耐えていた。

悪口は決して言わず・・・。

毎日、毎日耐えていた時期もあった。

辛かったろうに。


バイク仲間のお友達ができて、だんだん明るくなり嬉しかったんだけど。


大好きな、大好きなバイクで事故をしてその日に逝ってしまうなんてね。


運命も未来も、誰も予想する事はできないんだけど・・・・

こうしたら・・・こうなるなぁ~とか予想はつく。

これが、未来だと思う。

未来、過去、未来、過去と瞬時に繰り返している。

だから・・・色々と注意しなければならない。行動も、言動も考えなければならないんだよ。


人と会うだけが一期一会ではない。

自分自身にも、未来、過去の繰り返しの一期一会があると思う。


だから、一生懸命生きなきゃね。

生かされているんだから。


相手を思う気持ちと同じくらい、自分を大切に。

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