2011年8月4日木曜日

3日(水)  母から子へ・・・

  平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
  六月二日
俗名 田中大偉
  享年十六歳


昨日に引続き、豊洲の事務所に向かった。
月命日ほどの悲しさはない。
やはり、月命日はそれなりに違うみたいだ。

3日の朝・・・am5:30.

事故現場にいた。


月命日の前日・・・お線香をあげに行きたいとの電話の内容だったが、あいにく都合がつかず断った。

彼らは、せめてとの思いで、出事故現場に向かったんだろう。5本のタ〇コがおいてあった。

みんなありがとうね。バイク、気をつけてよ。


物心がつき、だんだんとしゃべられるようになった頃。

中々、野菜を食べられないでいた大偉が、しまいには・・・「きらい」という言葉をはっした。


家内は・・・

大くんは、お友達から「きらい」と言われたらどう思う?

嫌でしょ?

食べ物だって一緒だよ。

食べる前から「きらい」はダメだよ。食べてどうしてもダメならしょうがないけどね。少しでいいから食べてからね。


だから・・・


「きらい」 ではなく


「にがて」


という言葉を家内は子供達に教えた。


家内はきらいという言葉が好きではない。子供達にも、きらいという言葉を使ってほしくなかった。
食べずきらいな子にさせたくなかった。

また、お箸の持ち方や、お箸を持っていない手はちゃんとお膳の上に添えるなどして、手をテーブルの下に隠しておかない・・・など、そういった躾は煩かった。

大偉っ、躾という字は、身に美しいと書くんだよと何度も何度も教えた。

大偉が大きくなっても、きらいという言葉は聞いた事がない。


母から子へ受継いだ言葉の一つだった。


大偉。

そっちの世界の食べ物はどうだ!

ちゃんと食べているか?

苦手な物は?・・・やっぱりトマト。

まっ、しょうがないか。

何か、ほしい物や、食べたい物があったら遠慮なく言うんだよ!みるちゃんにも伝えてね。

それから・・・

相談したい事があるから、お願いね!

じゃ、お休み。

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