平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
今日も蒸し暑い日だった。
朝、外出先へ向かう上野駅からの歩き・・・背中がじっとり。
7月16日(土)七七日忌法要
お仏壇のご本尊に魂入れのお経をしていただいた。
大偉の小さな湯のみに毎朝水を入れるのは、私の役目となっている。
みるちゃんの時から・・・。
以前は、前日の湯のみのお水を部屋の中にある木にあげていた。
ただ、捨てるのでなく土に返すという意味で・・・葬儀屋さんが言っていたからだ。
ここ最近は・・・
新しいお水を大偉とみるちゃんにあげてお線香がなくなると、お水をコップに移し、みんなで飲む事にした。
最近決めた。
そして、また新しいお水を湯のみにいれる。
実家にいた頃、親父とお袋は仏壇のご飯を家族に食べさせた。子供の頃はあまり好きではなかったが、食べていた。
その事を思い出した。
うちでは、「お水」にした。
家内と娘は一口。
私は・・・
自分のための一口。
この先も自分が家族を支えて行くために健康第一。
家族のための一口。
家族が仲良く健康で過ごせるようにと。
両家の両親と、兄妹夫婦家族のための一口。
いつも近くで支えてくれる感謝の気持ち。
親戚のための一口。
いつも優しく見守ってくれている。
大偉に係わった人たちための一口。
大偉に係わってくれた方への感謝の気持ち。
大切な・・・のための一口。
私の大切の人への気持ち。
と数えたらきりがないが、六口を分けて、思いながら水を飲む事にしている。
最後に、和室から南の方角に手を合わせる事もした。
実家の方角とウグイスが鳴いているところだから・・・。
大偉。
ちょっと助けてもらいたい事があるんだけど・・・。
お父さんが言いたい事は、もうわかっているよね?
お父さんには、力が足りなくて全部を助けてあげる事はできないんだよ。
大偉の力が必要なの。
お願い・・・大偉。
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