平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
今日は、朝からずっと泣いていた。
今年の24TVの影響もあると思うが、大偉の事を思うと涙が止まらなかった。
小さい頃の思い出や、亡くなる前までのこと。
色んな事が、脳裏を過ぎってく。
残された人の事も・・・。
私達の寝室を一人で片付けていた。
ちょっと、ほこりまみれになった鞄の中から、一冊の本がでてきた。
相田みつをさんの「育てたように子は育つ」という本。
読もうと思って、鞄の中に入れっぱなしにしていた。
5年前、合気道を始めた私が、海○原さんからいただいた。
私は、海○さんと呼んでいた。
気さくでいいおじさんだった。
うちは、荒れていて話しをする事ができず大変だったと言いながら渡された。!
今でも、はっきり覚えている。
会社の帰り。(当時)
電車の中。座席に座っていた。
涙が溢れ出てきて止まらなかった。
顔を上げる事ができなかった。
泣けて、泣けてしょうがなかった。
最寄駅の梅郷に着いたが、すぐには家に帰る事ができなかった。
何処かで、座って読んだ記憶があるが覚えてはいない。
でも、ただ、ただ、泣いていた。
その記憶だけはある。
そんな中、今年3月くらいかな?
また、その本が読みたくなった。
読まないといけない気がした。
ちょっとめくっただけで読まなかった。
そのまま、鞄の中に入れっぱなしにしてしまってた。
そして・・・今日、読んだ。
もっと早く読んでおけば良かった気がしてならなかった。
読むべきだった。
そうすれば・・・大偉を助けられたような気がする。
5年前。
海○さんが、私にくれた意味が分かったような気がした。
相田みつをさんの「自分の番」を紹介します。
父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうしてかぞえてゆくと
十代前で一、0ニ四人
二十代前では
なんと百万人を
越すんです
過去無量のいのちの
バトンを受けついで
いまここに自分の番を
生きている
それがあなたのいのちです
それがわたしの
いのちです
0 件のコメント:
コメントを投稿