平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
今日、中学の時からのお友達と、お母さんが大偉にお線香をあげにきた。
その子は、大偉と同じバレーで中学時代は共に汗を流し戦った、川間中のキャプテンだ。
大偉の南部中と川間中は市内大会で必ず決勝に勝ち上がる、市内では強豪校。
取られては、取り返すといったシーソーゲームを繰り返し、声援を送る親達は、冷や冷やしながら見ている。
その彼の事は、私達家族もよく覚えている。大偉には、負けるが?イケメンです。
高校はお互い別々の道に進んだが、「バイク」という共通の趣味を持ち、時にはツーリングに出かけたりもしていた。
バレー部を通して知り合い、後に親友となり、これから先も長くお付き合いするはずだった・・・。
大偉が亡くなり、自宅に戻ってきた日の夜・・・
お母さんの車に乗せられ、お線香をあげに来てくれた。
彼は、大偉の顔を見るなり、止め処なく流れる涙を、両手で拭いながら、帰るまで泣いていた。
中学の時のバレーの思い出、バイクでのツーリングの思い出、たくさんの思いがこみ上げてきたのでしょう。近くまた遊ぶ約束をしていた・・・
今日も、お線香をあげるとき、涙を流していたという・・・。
今日は会えなかったが、その彼は優しい顔をしている。
本当に、ありがとうね。また、来れたら遊びに来てください。
夕方、私の携帯がなった。見慣れない番号?
最近は、携帯に登録していない番号でも、受けるようにしている・・・。
N安です!(高校の友達)
あの、明日・・・大偉にお線香をあげに友達5~6人で行きたいんですけど・・・という内容だった。
先月も、月命日に合わせ来た。(やる事が「にくいよなぁ~」・・・!)
あいにく、明日は不在で誰も対応ができないためお断りをして、別の日に変えてもらった。
先月も事故現場に立ち寄りみんなで、幸楽苑でラーメンを食べて帰ったという。
みんな、本当にありがとう!
大偉。
みんな来てくれたよ!よかったね。
見えているかい?
お父さんも大偉にみんな会いに来てくれて嬉しいよ!
お線香を直接あげに来れなくても、大偉を思ってくれる人はいっぱいいるんだよ。
お父さんに沢山の電話や、メールが届いている・・・みんな大偉の事を思って。
じゃ、またね。
みるるはどうしてる?元気かな・・・
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