平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳
朝起きると、3.11の番組が流れていた。
今日は、夕方から稽古だから・・・・
昨晩、卒業式までに髪は切りに行くの?
う~ん。どうしようかな?
結局、髪を切りに出かけた。
お花を二束買って・・・。
帰りに、現場によってお花とお線香を手向けた。
3.11・・・
何時ごろだっけ?
2:30くらい?
いや3:00くらいじゃん・・・。
時間がわからない。
でも、会社にいた時間と日が暮れる時間から、この間くらいかな?と思っていた。
2:46:18pmだった。
各地で、みんな手を合わせ黙祷を奉げていた。
遠い外国でも・・・。
お昼は・・・柏のVolksで食べた。
大偉が小さい頃に来たなぁ~。
あぶちゃんをつけて。
あの辺りのテーブルだったかな?(ちょっと場所は変わっていたけど)
まだ、小さくてね。
ミッキーのスプーンとフォークを使って食べていたね。
Volksに向かう車の中で。
N-nha!
卒業式まであと3日だね!
えっ!
明後日だよ!
14日って言ってたじゃん。
違うよ13日だよ。
メールで14日ってきたじゃん。
送ってない!
送ったよと言いながらメールを見ると
・・・
「卒業式13日だった」
あちゃ~。
有給届けは14日に出しちゃったので、明日変更しなきゃ・・・
仕事の予定も1日ずれちゃった。
やばっ・・・
仕事よりも、卒業式を間違えてしまって最悪だぁ~。
前日にわからなくてよかった。
あぶない、あぶない。
昨日のK-noさんの一区切りの稽古写真を撮ろうと持っていったデジカメに
バッテリーを忘れてしまったので、帰ってからすぐに入れた。
昔、雲取山(東京都)に家内(ものすごく若かったなぁ)と友達で登ったはいいが
シャッターを切ってなんかおかしいな?と思ってあけるとフイルムが入っていなく
1枚も写真が残っていない・・・これまた苦い経験がある。
その場では、三人とも絶句。
その瞬間の写真が取れないんだから・・・。
でも山は逃げないから・・・でもその時の景色は二度と同じものはないよね。
夕方・・・二ツ塚へ稽古に出かけた。
稽古挨拶直後、M-tdo指導員から3.11のお話しを子供達にして
全員で黙祷を奉げた。
私も、東北の多くの方々と、大偉に黙祷を奉げた。
まだまだ復興の道は険しい。
自分は何ができるのか?
前に、龍の方からいただいたメールを読み返した。
「無常」受け止める
ほんとに、何もできないが・・・
話しを聞いたり、寄り添う事はできる。
が・・・
なんて言葉をかけられる?
本当は、わからないな。
大偉っ、みるちゃん。
お父っはさ、旅に出ているあなた達の側にいて寄り添う事はできないが
触れる事はできないが・・・
ただ、そこにいなくても気持ちは寄り添っているよ。
本当は、旅に出ているなんてまだ信じられないというか・・・
信じていないというか・・・
上手くお話しできないんだけど・・・
なんでこんな事、俺がやってるの?
大偉が、お父っにしてくれるんじゃないのってね。
今日ね、3.11の一年後を迎えたんだよ。
大偉は学校帰りだったから、中々、電話が繋がらなくて心配したよ。
みるちゃんは、ブルブル震えてね。
お父っは、会社泊。
みるちゃんの一年後。
大偉の一年後を、どう迎えるのか・・・
わからない。
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