2012年3月7日水曜日

7日(水)曇り・・・響かせよう!


平成二十三年
妙法 清澄院日大信士位
六月二日
俗名 田中大偉
享年十六歳



今、少年初段審査を受けられるかどうかの子達と稽古している。

たぶん・・・

他の人が見たら・・・まだ、早いんじゃないの?と思うかもしれない。

審査を受けられるかどうかは、今週の稽古で決まる。

仮に受けられるとなっても、審査に合格するとは限らない。


少年部の審査稽古。

受身、基本動作を行ったあと、私が受け持って指導をしている。


「先生に礼」・・・「よろしくお願いします!」

「はい、よろしくお願いします」とはじまるのだが・・・


そこで、声が小さいとはじめからやり直し。


向かい合っての掛け声のあとの「お互いに礼」


「よろしくお願いします」・・・声が小さ~い。


やり直し・・・何度でもやり直させる。


あなた達が今度審査する、中央武道館には100名近い人が集まり審査に

臨んでくるのに、そんな小さな声では聞こえない。


本当に審査を受けに行くのか?


何かをしたい時・・・

何かをしてもらいたい時・・・

何かを訴えたい時・・・

声を出して、お話しをするでしょ?


でもね、ただ声を出すだけでは誰も動いてくれないよ。


気持ちを出すんだよ



声を出して、気持ちを出してようやく話しを聞いてくれる。



相手の心に届く

相手の心に響く


そして、相手が動き


助けてくれる。

力になってくれるんだよ。


最後は、自分も一生懸命やらないとダメだよ。


だから、今週の稽古は私も気持ちをだすから、頑張ってついてきてよね。


結果も重要だけど、そこに辿り着くまでの過程が大事だよ。

どうやって、ここまで準備をしてきたかが大事なんだよ。

プロセスっていうやつがね。

そりゃ、受ける事ができたら合格してもらいたいよ。

もしかしたら、心に傷を負わせてしまうかもしれないなぁ~と正直思うが、

受けられるように稽古をし、受かってもらえるように稽古をするんだから・・・

こっちはチャレンジしようとする子供を信じて頑張らなくちゃね。

この少年初段は、審査のための稽古となってしまっている事を少し反省している。




相手が動いてくれない。

いう事を聞いてくれない。

言ってもしょうがない。

言ってもどうせダメじゃん。


という前に自分が動き、相手に気持ちを届かせようとしよう。


気持ちを押し殺すのではなく。

耐えることではなく。


真剣な気持ちは、必ず・・・きっと届く。


大偉っ。

旅先では、ちゃんと声に出して気持ちを出して伝えていますか?

諦めたら、届かないよ。

ちゃんと届くようにがんばろう。

届かせるようにがんばろう。

お父っも大偉に届くように頑張るよ。

みるちゃん、大偉の側から離れないようにね。よろしくだよ。





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